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心を貫いてそのまま壊して  作者: 華月彩音
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全部で5000文字くらいのとっても短いお話です。

1話1話がとっても短い。

雨が降る。

私の空に雨が降る。


貴方があの子のそばで笑う度。

貴方があの子のことを話す度。

貴方があの子のことを愛す度。


私の心に雨が降る。


貴方は言った。

心がないと。

あの子は言った。

冷たいと。

父は言った。

可愛くないと。

母は言った。

お前が憎いと。


嗚呼。


私が、

憎まれるのは。

怒られるのは。

愛されないのは。


私が、

にこりと微笑めないから?

愛想良くみんなと話せないから?

頭でっかちで愛嬌がないから?

誰かの愛する誰かに似てるから?


分からなくて。

分からなくて。


理由も何も無いのなら。

ただ、私が憎いだけなら。

私がどうしようと、何をしようと、変えることが出来ないなら。


ならどうか。


手に持つ輝くその剣で

どうぞ、私の胸を突いてそのまま壊して。


読んで下さりありがとうございます。


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