ひかりのとばぐちにて
みずみずしい目と
まぶしい月が
無数の一本道で
繋がっている
光子が
あの体表から
とてつもない速さで
向かってきて
水晶体を貫く
うねって
視細胞を揺らす
瞼にさえぎられて
いくつかはじかれて
ランプが生み出す
光子と混ざる
仲良し
あの街灯の下と
まぶしい月も
無数の一本道で
繋がっている
とてつもない速さで
塵を吹き飛ばして
やってくる
うねって
街灯が産みだす
光子と混ざる
大喧嘩の末に
僕らの子どもが
僕らの道路を
埋め尽くしていた
さえぎるように
立ち尽くして
仲良し
イッツ ソー イモーショナル
なんて
言えない
僕の目で
誰かの子どもが
うねっていた