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思い付き短編

マイボトル・マター【300文字】

作者: 黒イ卵

また、変な話を思い付きました。





 最近、君はつれないな。


 この頃はずっと、家で仕事だ。


 テレワークで、最後に一緒にカフェに行ったのは、いつだったか。


 こもりっきりで、一緒にはいても、全くこちらを見てくれない。


 ……知ってるんだぞ。

 休憩中に、動画サイトで、好きな俳優を見てるのは。


 ああっ!

 またそいつにキスして!


 俺よりも、そいつのがいいのかよ!


 ほら、熱々のコーヒーだから、舌をヤケドしたじゃないか!


 まったく、自宅だと油断するんだから。


 はあ……。君が俺と出かけるのは、いつになるのやら……。


 うーん、と伸びをする君の声。

 おっ、仕事が終わったか?


 シンクへとそいつを、水に浸ける。


 ふっと、顔を上げた君と目が合う。


 「……早く、カフェに行きたいな」


 俺もだよ。





第2弾!300文字です。

そいつ=マグカップさん

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― 新着の感想 ―
[一言] 最初はよくわからなかったけど、何度か読むうちにじわじわ分かってくる感じが、コーヒーに飲み慣れていない子供が徐々にその味わいに分かってくるような感覚と重なります。 ゆったりまったり、ほっと息を…
[気になる点] タンブラー視点でしょうか? 後書きを読んでから再び読み返しました。 なるほど、面白いです!
[良い点] 主人公がどの役かな?と思いながら。読んでました。 短いながら、そこが引っ張る要素になってましたね。 [一言] 目のつけどころがイイですね。 モノの擬人化……よし。童話を書きましょう!(°…
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