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「マクスウェルが把握してる。ラスプーラに偽の情報を流す準備も出来てるよ」


「じゃあ、いよいよね。ラスプーラを殺せば、残りはマンマだけ」


 レラの表情が、一気に引き締まった。




「千里眼」ラスプーラは生まれつき特殊な能力を持っていた。


 まずは自らの意志で物体を操るサイコキネシスの力。


 有効範囲が10m程とはいえ、攻撃にも防御にも使える能力だった。


 そして、もうひとつは自分に対する敵意を察知する能力。


 この2つの組み合わせによってラスプーラは自分に向けられる、あらゆる攻撃を無効化できた。


 敵意を、いち早く感知し食い止める。


 ラスプーラには造作もなかった。


 弱点と言えば、視界外からの攻撃に対しては敵意が分かったとしても、その物自体、武器なり弾なりの位置が見えなければサイコキネシスで阻止できないということだ。


 しかし、あらかじめ敵意が分かっていれば、その方向に対しての心構えが出来、不意を突かれはしない。


 とにかく、敵の攻撃が見える位置にラスプーラが陣取れば良いのだ。


 防御が完璧なら、近づいてくる相手はサイコキネシスで、離れた相手は銃で倒せる。


 ただ、サイコキネシスは無尽蔵に使えるわけではない。


 総量が決まっていて、底をつけば休息し回復するまでは使用不能になる。

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