表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
70/109

70

 レラが笑いだすのを見て、メフィストも笑いだした。


「「アハハハハハ」」


2人は、しばらく笑っていた。


 レラの笑いが止まった。


「早く服を着て!!」


 レラが怒鳴った。




「まだ、怒ってるのか?」


 メフィストが、レラに言った。


 イジーとワールとの戦いから、1週間が経っていた。


 時刻は朝の10時。


 レラは通常モードだ。


「そんなに僕のヌードが嫌だったのかい?」


「そっちじゃない!」


 レラが怒った。


 メフィストはカプセルから出てきたときと違い、殺されたメフィストが着ていた汚れた白衣を羽織っている。


「ええ!? じゃあ、服を着ているのが嫌なのか?」


「そっちでもない!!」


 レラが、さらに怒った。


「クローンの話よ」


 レラが言った。


 メフィストが呆れ顔になる。


「だから、僕は何回も君に説明しただろ。それなのに何で僕が怒られるのか、よく分からないな」


「もっと分かるように説明して欲しかったのよ!」


 不思議がるメフィストにレラが怒った。


 頬を膨らませ、プイッと横を向く。


「あなたが死んだと思って…どれだけ…」


 レラはそこで、口ごもった。


「厳密に言うと僕は本当に死んでるんだよ。細胞から成長させたクローンに記憶をコピーしてるから、あの姉妹に斬られた僕は実際に」


「もう、やめてよ!!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ