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 アンドロイドの厚い装甲に、溶けたような穴があった。


 また、壊された。


 2体、3体、4体。


 テンマが視界を切り替える。


 分からない。


 見つけられない。


 このままでは1体ずつ、謎の女に倒されて、最後は…。


 女が隠れずとも倒せる数にアンドロイドが減った時点で、テンマの敗けが確定する。


 テンマを恐怖が支配した。


 常に圧倒的に。


 常に有利に。


 本体をアンドロイドの森に隠し、安全な状態で、数を頼りに敵を屠ってきたのだ。


 こんな…こんな不利な戦いはしたくない。


 恐ろしい。


 殺されるかもしれない。


 死が恐ろしい。


 こんなリスクは要らない。


 5体、6体、7体。


 ひしめくアンドロイドたちの中、ゆっくりと劇場の出口へと後退する1体が居た。


 突如、後ろを向き、出口に向かって走りだす。


 ズシリ。


 出口に向かうアンドロイドの両肩に、何かの重みがかかった。


「ずいぶん、早かったね」


 女の声。


 アンドロイド…いや、アンドロイドに偽装したテンマ本人は、自分の両肩に女が立っているのを認識した。


「あたしの変身を印象づけてから姿を消せば、お前は怖じ気づくと思ってた」


 女の冷たい声が続く。


「お前にも選択肢はあった。アンドロイドを減らす結果になっても、お互いを攻撃し、あたしを見つける選択。あたしと戦う勇気があれば、出来たはず」


「グゥ…」

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