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 猛スピードで2台のマシンが、すれ違う。


 レラの右手に握られたハンドガンが、連射される。


 弾丸の1発はジェロニムの額をかすり、血をにじませた。


 互いに離れていくマシンは、バイクは緩やかなカーブを描き、バギーはジェロニムの巧みなハンドル捌きにより、車体を即座に反転させ再び、敵へと迫ろうと挙動した。


 ジェロニムのバギーが高速で、レラのバイクの横腹を突くべく突進する。


 このままでは間に合わないと察知したレラは、バイクの向きを変え、アクセルを開いた。


 逃げるレラ。


 追うジェロニム。


 バギーのオートガンがバイクを狙い、その弾丸が追いたてる。


 蛇行するバイク。


「逃がさぬぞ、女!!」


 ジェロニムが吼えた。


 オートガンがバイクに命中した。


 バイクが揺れる。


 火を吹いた。


 レラが座席に両脚を乗せた。


 真上にジャンプする。


 バイクが爆発した。


 空中に跳んだレラは、横方向にクルクルと、きりもみする。


 バギーが、レラの下を通り抜けた。


 ジェロニムが頭上を見上げ、レーザーボウガンを構える。


 レラも空中でハンドガンを構えていた。


 瞬間、2人の視線が合った。


 レラとジェロニムが同時に引き金を引く。


 迫るレーザーを、レラは身体を伸び縮みさせ、巧妙にかわした。


 レラの撃った弾丸は。


 ジェロニムには、1発も当たらなかった。

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