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「この復元率は異常な高さだと思う。天才である僕にしか成し得ない数字だ。それで、これからのことだけど…」


 メフィストはミアを抱き締め、無言になっているレラに話しかけ続けた。


「僕はその…何だ…もう、分かっていると思う。僕は恥ずかしいが、こういうのは初めてなんだ。君も同じ感情を僕に感じていると思ってる。いかんせん初めてなので、君に何て言ったら良いか全然、分からない」


 メフィストは大きく両手を広げた。


「君だけじゃなく、もちろん妹さんも、ここにずっと居てくれていい。いや…ずっと居て欲しい。君のボディは、ナノマシンが管理してくれるが、それも完璧ではない。少々の歪みみたいなものは生まれてくるから、やはり、3ヶ月に1回は僕がメンテするのが理想なんだ。妹さんの経過も僕がチェックしたいし、3人で住むのが1番良いと思う」


 レラがミアに回していた腕を解き、立ち上がった。


「君と妹さんのためにサイドカー付きのバイクも造ってある。倉庫の出口側で布を被せてるよ」


 メフィストが、そこまで言った瞬間にレラが振り返り、右手でメフィストの胸ぐらを掴んだ。


 そして、そのまま乱暴にメフィストを押した。


 ある程度、進んだところでメフィストは、ふらつき倒れ、レラに胸ぐらを掴まれたまま床を引きずられた。

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