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蒼穹の眼  作者: つぼさん
3/4

校長の秘密

前回のあらすじ

校長にあったけどビビるファル


説明多いです、すいません

はて、さて、

どうしたものかな〜

この子ビビってやないかしら?


心の中で失礼な事を考えられているとは思ってもいないようでファルは上を向いて、下を向いてあたふたして落ち着いてを繰り返している。


このままじゃ話も進まないしとりあえず声かけるべきなのかなー?

と、久しぶりに接する若い子に対し、少し不安のあるブリン。


「驚くのも無理ないけど、そろそろ落ち着いたかな?」

「あ、そうですね、落ち着きます。」


とても他人行儀で返答になっていない返答を返したファルと

あちゃあー完全に警戒されてるなぁ・・・

もうちょっとかわいく登場するべきだったね!

と、なぜか検討違いの事を考えるブリン。


その中、決死の勇気を振り絞りファルが口を開いた。


「あのぉ、質問よろしいでしょうか。」

「いいよー!ファル少年!」

「失礼ですが校長の年齢は学校設立からいらっしゃるので考えてみるとすでに50を超えていると思うのですが、本当に校長なのですか?」

「いい質問だねぇ!それは今から君の事を調べるうえで話しておかなければならないから後でね♡」


ウフフフ・・・と、ブリンの背後から黒いものがあふれ出る。


突如、ファルは言い知れない威圧感と悪寒に襲われた!

「はい!」

と、完全に姿勢を正し直立不動で答える。

まるで蛇に睨まれた蛙のように微動だにしないファル。


「じゃあ、順を追って説明しよう!、まず1つ目だけど私が校長で間違いはないよ〜?証拠が欲しいって言うなら特別に見せてあげてもいいわよ」


とおもむろに着ているローブをたくしあげる動作をしてみた。

ファルはというと頭にはてなマークをまた浮かべていた。


ありゃ、まだこういうのはわかんないかぁ〜

綺麗な眼だし、可愛いから狙ってたんだけどなぁ〜

と、先生(校長)とは思えない事を考えている。

ツッコミ待ちなのだろうか・・・?


「次に、私の年齢に違和感を感じているのはこの学校で今は貴方だけよ」


自意識過剰ともとれる宣言をしたブリンだが、これにはしっかりとした理由があった。


「私の声がおかしく聞こえたのよね?、それは外見が見えていなかったからよ」

「それは一体どうゆう事でしょう?」

「正確には見えているというべきなのかしら?、貴方の見ている私が本当の姿。」

「そして、私の外様に見せている姿は貴方が聞こえたくらいの年齢の外見に見えているのよ。」

「魔力視、いえ正確には違うわね貴方のその眼の力なのでしょう。私の魔法偽装を見破られるとは思っていなかったわ」

「魔法を見破った?」

「そうよ、この技術は特別なんだから!」


ブリンは少し感心したような、がっかりしたような雰囲気を漂わせながら肩を少し狭めて答えた。

なぜ、がっかりしたのかと言うと自信作の魔法偽装をないかのように扱われた為であるのだが、その技術はこの世界の最先端を行くものである。

入学したての生徒に見破れるものではないのだ。


詳しく魔法偽装について説明すると、通常人の目は魔力を感じ、ある程度魔力を見る事の出来る構造になっている。その構造を利用し自分の周りに魔力の膜をはり、相手に自分の思い通りの姿を見せる事ができるのだ。

しかし、魔力視によってこの技は魔力の流れを感知することができてしまう。

つまり簡単に見破れるのだ。


だが、ブリンの場合はさらに最先端の技術そこにが加わる。空気中の魔力に干渉して一定の空間を自分の周りに作り出し保つ。この空間内の魔力はブリンによって統制されており、魔力の流れを見ることが困難となる。対象の魔力の流れを空気中の魔力の流れによって見ることを阻害するのだ。

そして、相手の目に自分の見せたいものを投影する(無理やり見せる)ことで完成するのだ。

対処法があるとすれば0距離で見る、空気中の魔力を0にする、などがあげられる。


ちなみに、最先端の技術とは空気中の魔力に干渉すること。

空気中の魔力は情報を持っておらず、昔から干渉できないと考えられていた。しかし、空気中の魔力を自身の魔力で囲むことによって空気中の魔力を疑似的に干渉することに成功したのだ。


しかし、この魔力操作の技術は並大抵の人では行うことができない。自分の体から離れた魔力というものは再度触れる事、または、同じ魔力をそこに当てることでしか魔力情報の更新ができず、離れた魔力は急速に情報を失い空気中の魔力に溶けてしまうからだ。


そして、ブリンは外見のことでとやかく言われるのが色々とめんどいと言って現在の姿を隠すためにこの技術を生み出したのであるのだが・・・


「ファル君、貴方は魔力が一切見えないと考えるのがベストなのかしらね?」

「そ、そんな・・・」

「まだ、確定したわけじゃないから、そう落ち込まないの!今から実験していくわけだからね!」

「はい」


ファルは少し安堵した。

この人から放たれている強者たる威圧感のようなものは、なんとかしてくれるのではないかと思わせるには十分だったからである。

それ故にファルは尋ねる。


「始める前に質問なのですが、校長からは強そうな雰囲気を感じます。それに、その眼は教育書通りなら特殊眼の分類される眼の様に感じるのですが」

「えへへ〜、気付いた?それもこれから教えてあげるよ〜!君は可愛いから特別ね!」


少しおちゃらけた雰囲気を醸しつつ校長は話し始めた。


「この眼はね、鳳凰の眼とか不死鳥の眼、そのまま不死の眼とも呼ばれてる眼なんだ。」


そこからブリンの話した内容はこうだ。

鳳凰の眼は魔力を使い体を常に修復する力があり、ほぼ不死であること。


外見が幼いのはこの眼が発現してから魔力を常に吸われるため魔力の少ない頃は成長したが(老いることもケガと同じ扱いだった)、魔力が多くなってからは止まってしまったためということ。


得意な属性は炎であること。


自分の眼を知るために賢者と呼ばれた魔法に秀でた者に弟子入りして今まで生活してこれたこと。


眼の研究の一人者と呼ばれているのは自分の眼があったから調べる必要があり、賢者の下で頑張ってたら呼ばれるようになっていた事。


賢者の弟子入りを果たし、眼の研究で成果を出したおかげで周りから賢者と同じような扱いをされ、気づいたらこの学校の校長に任命されていた事。

などなどだ。


詳しい話は省いたが中々に時間のかかる話だった。

ブリンは、自分語りとか恥ずかしいな!と内心で思いながらもファルには包み隠さず話したのである。


話が終わりファルが内容を飲み込めた頃、機を待っていたブリンが声をかけた。


「これで自己紹介は終わり!、次は実験に入るよー!」

それに対し、

「よろしくお願いします!」

ファルは元気よく返事した。


そこから始まった実験は校長の作った魔力フィールド内で擬似的に魔法を使う練習や、体内に魔力を注入してみたりと色々な実験をしたのだが・・・


なんとも変化のないまま時間は過ぎていくのであった。




投稿遅くなったーー!

すみまさん!

会話考えるのって難しい…

そして文章上手くなりたいぃぃ


チートはあと何話かしてからの筈。

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