(番外編) MY BLUES
黒く四角い画面の中で
輝いて 光って 放っている
暗く 狭い 部屋の中
胸深く刻まれたドラマ
鼓動 感動 移り変わる MY BLUES
想いはひとつ Believe in’
あの素適なモノが 出逢い 輝くこと
未熟であっても Freedom dreams
描きたい 新しい世界で
耳に触れては感じる何かも
抱いて 溢れて 涙している
綴り 乗せてく 唄はひびく
壊れることがないラジオ
闇の 部屋から 抜け出して MY BLUES
大好きなヒトに Loving you,
あの笑顔がすごく 見たい 愛しくて
勇気をくれる Dream come true?
いつでも これからあなたに
想いはひとつ Believe in’
あの素適なモノが 出逢い 輝くこと
未熟であっても Freedom dreams
描きたい 新しい世界で
大好きなヒトに Loving you,
あの笑顔がすごく 見たい 愛しくて
勇気をくれる Dream come true?
いつでも これからあなたに
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あれから、ひと月ぐらいは経過しただろうか。カレンダーと言うものが僕をギクシャクさせた。21歳の自分とのお別れと、逃げるようにして家に居座る自分。青空が僕を誘い込むようにして、澄みこんだ空気をも提示してくれているけど笑えない。
だって…
≪プルルルルル~~≫
机の上の端にギリギリ開いていた高校時代からの歌詞綴りノートが、バイブする携帯に嫌われて落っこちてノートがペラペラペラと音を立て閉じらさった。まるで、何かのピリオドのように思いを閉じてくれた。
「…はい、福影ですけど……」
「あぁ、あの…福影さんですか…?」
「あぁ、はい…?!!」
恐るおそる手を伸ばした携帯の電話越しの相手は、男性だった。そして、何か肩の荷が下りたように僕は微笑んだ。5分という短い時間ながらも、僕は必死にこなし、これからは『頑張りたい』と思った。
「面接…受かったんだってぇ!!!」
一番応援してくれた母に、まずそう伝えた。
コンビニという身近なスーパーで、温かいものを提供する人間に僕はなった。「おいしい。」だなんて、直接お客さんの表情を見ながら喜べないけど,、やりがいある仕事場で働くことになった。
ある日のミーティング後、チーフと共に厨房を覗き込ませてもらった。そこには帽子を深くかぶり、ポニーテールとして髪をまとめてこちらを振り向いた。白マスクして表情が読み取れなく怖くなったが、やっていけると確信した。『宜しくお願いしますっ』と可愛い感じに云われたが、僕はハッとした。
あぁ、女性の仕事なのか??
ふと、自分の無精ヒゲをつねってしまった。




