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異世界ゆったり立志物語  作者: sawa
第二章 隠れ里で魔法入門篇
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第二十七話 もしかして、桃源郷!(中編)

 ダーナの背を視線で追う事しか出来ないでいたリュージに、メーベル、アデル、スージー、セシリーの順で声が聞こえて来る。


「ダーナさんは人妻だから……お祭り以外の時は駄目なんだよ?」


「凄く……気持ち良さそうでしたね」


「僕も、あんな風にされちゃうのかな」


「ふぅ~、手だけであれとは恐れ入るわね」


 それぞれが勝手な感想を呟いているが、メーベルだけは人妻である事を気にしていて、ダーナと同じ様に“祭り”というワードが出て来たが……何のお祭りかは、いずれ分かるのだろうか? 聞いても、今は教えてくれそうには無かった。また、こういう事には厳しそうなイメージがあったアデルは、意外にも興味津々で顔を紅潮させながらも凝視していたし、スージーに至っては妄想すら膨らませている最中である。セシリーは感嘆の溜め息を吐いているが、余裕が見られる事から経験がありそうだった。


「リュージ、私もお願い……」


「……前と違う、あんな感じじゃ無かった」


 そこに、イヴァンジェリンとコリーンも参戦を表明して来るが、前と違うと言われても困るだけだろう。リュージも、多少は色気にやられて暴走したが、手順や方法は同じつもりでいたからだ。


(洗い方なんて変えて無いんだけどな?)


『御主人、称号やスキルの説明を確認した方が良いですニャン』


(称号? 称号なんて大した効果は無かっただろ?)


『称号によりますニャ。望む望まないに拘わらず効果を発揮してしまうのが称号ですニャン』


 クゥーの助言に従って称号を確認する事で、理由が何となく理解出来た。三助の効果は、関係する技能の向上であり、ど素人しろうとであってもプロの仕事を可能にしていた。他にも、温泉伝道師により温泉の普及活動に補正が掛かる。だが、ここまでならばダーナがあんな風になる事は無かっただろう――そう、ここまでならば……。問題は不名誉な称号であるムッツリ助平にあったのだ、この称号を得るとスケベに関連する技能が向上するばかりか、人前で興味が無い様な振りや我慢をする程、その効力が増すという恐ろしい呪いであったのだ。


 コリーンは姪っ子扱いで乗り切ったので、発動自体しなかったのか大した効果は無かっただろう。イヴァンジェリンの時はしっかりと目に焼き付けてやろうとガン見したので、効果が低かったのだと予想される。だが、今回のダーナはそうではなかったのだ、人妻である事や衆人環視の中では下手な事は出来ないという理由から、少なからず我慢もした。三助や温泉伝道師を得て勝手に発動した技能が、スケベな方向に発揮された結果だろうか。他の可能性としては、パソコンの中のデータに残っている『女性を逝かせる100の方法』とかアダルトな動画だろうか? だがしかし、それで終わりでは無かったのだ。タイミングは分からないが、ムッツリ助平はテクニシャンに進化? してしまっていたのだ。


(なぁ、ムッツリ助平がテクニシャンってのに変わってるんだが……こういうのって、普通なのか?)


『称号変化や称号剥奪はたまに有りますニャ! 今回は称号変化が起きたのニャン。タイミングは御主人の想像通りですニャン!』


(想像通りって事は、ダーナさんの時だよな)


 称号とは、行いによって与えられるギフトの様な物らしいが詳細は不明である。神とか悪魔なんて者がいるとでも言うのだろうか? その誰かが見ていた時に気紛れで与えられるのか? 馬鹿馬鹿しいとは思うが、魔法の有る世界では非科学的だと言った所で説得力に欠けるだろう。短い間で随分と増えていたが、数値的にはステータスに反映されないので気にしてなかったし、問題が無ければ忘れ去られたままだったのは間違い無いだろう。効果自体も単独では些細な事の様に感じるし、おまけ扱いでも仕方無い。

 

 称号変化や称号剥奪なんて事があるのも、はじめて知ったが、こうなって来ると意外に重要かもしれない。例えば英雄や勇者なんて称号を得た人物が犯罪や理由もなく非人道的な行為を働くと、堕ちた英雄や偽勇者になったり、称号剥奪で消失した上で犯罪関係の称号が付くのだろう。予想でしか無いが、その時の効果はどうなるのだろうか。単純にマイナス補正が付くのか? 試す気にはなれない。


 今回のリュージに起きたのは、同種の称号の中での有る意味ランクアップである。数有るスケベな称号の中で、知識や技術があっても陰湿な側面から呪いに近い効果のムッツリ助平から、完全な技術力を背景に一部からは尊敬すら得られそうな称号、テクニシャンに変化したのである。スケベな称号ではあるが、名前も重要な意味合いを持つ為に汎用性が高く色々な意味で効果を及ぼす可能性のある称号である。


(テクニシャンとか……有る意味男の夢か)


『御主人は、何処を目指しているニャ? 俺は、ハーレム王になる! とか言わないニャン?』


(ハーレムなんて維持出来るのは、そもそも王様くらいだろ? 王様はみんなハーレム王になれるんだから、わざわざ目指すなら王様だろ? 目指す予定は無いけどな!)


 ――なんてやり取りをしている間にイヴァンジェリンとコリーンの発言により、熾烈な順番争いが発生していた。


「ずるいよ! 順番なんだから――」


「イヴさん、コリーンさん、並びましょうね」


「コリーンさんはずるい、僕が先生の筈だったのに!」


「はしたないわよ貴女達、こういうのは男に決めて貰うものよ?」


「えぇっ! じっ、じゃんけんにしませんか?」


 結局、リュージの意見が採用されたのはセシリーの発言力が大きいからだろう。急遽、じゃんけんを教えて順番決めをしたのだが、結果は…セシリー、メーベル、アデル、コリーン、イヴァンジェリン、スージーの順になった。セシリーは魔眼の力か全勝で勝ち上がり、逆にスージーは全敗でビリになるという不幸っぷりが、またしても庇護欲をそそるのだった。


「それじゃあ、よろしくね」

 

「はい、頑張ります」


「うふふ、普通で良いわよ」


「あっ、他の方は湯冷めしない様に掛け湯をして、湯に浸かってて下さいね」


 近くで待たれるのも落ち着かないという事で、リュージは他の面々に湯に浸かる様に指示を出してから、セシリーに向き合い洗う体勢を整える。きめ細かい肌に静かに湯を掛けてから、よく泡立てたタオルで擦るのは、先程のダーナと同じであるが、支える為に握られたリュージの手を、彼女は積極的に自分の指と絡ませる。その行為に一瞬ドキリとするが、白磁の様な美しい肌を傷付けまいと、優しく……優しく洗い上げる。


「里長との話は覚えてる?」


「はぁ、何の事かは分かりませんでしたが、教えてくれるんですか?」


 腕を洗っている最中に、急に振られた会話に出て来た話とは、里の為になるとか言ってた奴だろう。以前も、リュージに損は無いだろうと言っていたが、内容まではがんとして口を割らなかったのである。


「そうね、あれはね? ここに居る女を貴方の好きにしても良いって話よ……」


「はっ? ここに居る? ……全員?」


 急に告げられた言葉の内容に理解が追い付かない。ここに居る女とは? 好きにしてもとはどういう事なのだろうか? 途切れ途切れに鸚鵡おうむ返しをするのが精一杯であった。


「ううん、ここっていうのは……里にって意味でよ」


「そんな馬鹿な! 信じませんよ。どうせドッキリかなんかでしょ?」


「ドッキリ? そうね、私もドキドキしているわよ? ほらっ、嘘では無いの……理由も有るしね」


 そう言うとリュージの手を自身の胸へと誘う。ドッキリの意味が違うのだが、セシリーにそんな事が分かる訳も無かった。恐ろしく柔らかい乳房の奥でトクントクンと鳴り響く心臓の鼓動は、ひどく落ち着いたリズムを刻んでおり、決して嘘を付いている者の動悸では無い様に思えた。端から見れば騙す事に手馴れた悪女の常套手段の様でもあったが、その目は真剣その物であり、濁った感情は読み取れない。


「リュージは、この里で子供の遊ぶ姿をどれくらい見た事があるのかしら?」


「え~と、えっ、あれっ? ほとんどっていうか全然? でも、成長が早いからでしょ?」


「じゃあ、男の子は?」


「……」


 成長が早いのは、魔力に恵まれた子供である。そして、この里には女性の魔法使いしか居ないという話だった。つまり――


「この里では、ここ三十年以上……男の子が産まれて無いの。子供自体の出生率も、年々低下の一途を辿っているのよ」


「何故? 理由は、分かっているんですか?」


「いいえ、でも予想は出来るわ。女が強過ぎるのよ! 魔力に恵まれてはいるけれど、産まれて来るのは女の子ばかり……ようやく産まれて来ても男の子には魔法使いになれる程の魔力が受け継がれなかった。それも、三十年以上も前の話よ」


 里の命運に関わる重い内容の話に、他の面々も押し黙っていた。先程迄の何処か浮わついた雰囲気等は、木っ端微塵に吹き飛び張り詰めた空気がのし掛かる。


「それとこれと、何の関係が?」


「分からない? 分かっているくせに……」


「……(子作りか?)」


 要は子作りをする為に、種馬になれという事だろう。魔力の影響か何か知らないが、強過ぎる女性達に対して、里の男達ではバランスが悪くて子供が生まれない。それに、ここは隠れ里である為に血が濃すぎるのかもしれない。外部から血を入れるにしても信用の無い人間を連れて来る事も難しく、女を外に出すのも躊躇ためらわれる。そうこうしている間にも残酷に時は過ぎ去り、このままではどうにもならない所まで来てしまったのだろう。


「何故、俺なんです? この里は美人ばかりなんですから、ラストックにでも行けば男なんて、どうにでもなるでしょう?」


「えっ! 美人だらけ? そうなの? 自分の容姿に自信の無い娘は多いわよ?」


 隠れ里という、閉じられた狭い世界の中だけで子孫を増やして来た弊害か、周りに居るのは親戚ばかり……元を辿れば同じ人物になるのだろう。同じ様な顔立ちの人間しか見ていない者達にとっては自分達の容姿が普通であり、如何に整っているかなど自覚する事も出来なかったのだろう。


「ここは、男からしたら楽園だぞ? 女神の様に綺麗な人ばかりだからな」


「そう? ふふふっ……それは、私もかしら? なら、問題無いでしょ? 希望者で気に入った女を自由に抱いて里を救って欲しいの! リュージなら恐ろしい程の魔力があるし、きっと男の子だって産まれるわ」


 完全な種馬発言にドン引くものの、やはり男としては魅力的な取引にも思える。だが、釈然としない物を感じているのも事実であった。


「それじゃあ、愛が無いじゃないか」


「子作りの時だけ愛してくれれば構わないの。子供は、里で面倒を見るから負担は少ないわよ? 独占したくなったら、結婚しても良いのだし」


「独占? ――って何が?」


「――どう言えば良いかしら、そうね、里全体が共有の家族なのよ。里の一人一人が親であり、子供であり……夫で妻でもあるの、結婚すれば独占する事も出来るけど、子供が生まれなくなってからは結婚していても、お祭りの日だけは合意の上で自由な相手と愛し合うのが許されてるわ」


 つまりは、下手したら里全体が兄弟や姉妹になる可能性も有るのである。現在は圧倒的に女性が多く、合意した者のみで行われている行為である為、初体験もまだという女性も多いのだが、子供が欲しい女性の中には積極的に参加する者も多いらしい。祭りの謎は分かったが……精に奔放な昔の日本の様な風習である。この里の場合は、無理強いする様な掟では無いので、性格的に合わないと敬遠する者も居るが、婚期を逃すだけでは無く出生率にも関わる為、悩ましい問題になりつつあるらしい。基本的に結婚と言っても事実婚に近く、最近は子供が出来たら相性が良い組み合わせという事で、結婚する者も居るらしい。因みに、一夫多妻が認められており、バルザックには妻が三人も居るそうだ……。


「あまり深く考えなくても大丈夫よ。合意の上でなら、肌を合わせれば情が沸くのは男も女も同じでしょ? こうしてお互いに楽しめば、子供も産まれて里も安泰。損は無いでしょ?」


「えっ! (あっ、ちょっ……そこはっ……くっ、やっ止めて下さい)」


 セシリーは素早く手を伸ばし、しっかりと巻いていたリュージのタオルを捲り上げる。女性達が全裸なのに往生際が悪いのだが、男一人では心細いのも事実であり、恥ずかしいのである。驚いて声を出してしまうが他の女性に気付かれると不味いので、咄嗟とっさに声を殺すと彼女もそれにならう。


「(私達は裸なのに、自分は駄目なの?)」


「(いえ、男は自分一人ですし)」


「(うふふ、だからよ。気にする必要なんて無いでしょ? ほらっ、素直になって……ねっ?)」


「(くっ、見られたらどうするんですか!)」


「(お互い様よ? まぁ、後は二人っきりの時に取っておきましょ)」


 ――そう言って、順番を譲ろうとした彼女を引き留めて、残りの部分を洗い始めるリュージ。そこで終わるのは、周りから見てもおかしいだろう。先程のお返しとばかりに念入りにじっくりと仕上げてゆく。


「まだ、終わってませんよ!」


「えっ、いやっ……待って! ああん、うそっ――」


 最早、問答無用とばかりに彼女の身体を蹂躙する。スイッチが入ったかの様に、容赦無く技能の全てを解放する様は、正にテクニシャンの所業であった。


「はぁ、はぁ……もう、待ってって言ったのに」


「お返しですよ」


 その後、順番待ちをしていた面々は自分もああなってしまうのかと、期待と不安を半々にした様な表情をしており、既にその洗礼を味わっていたダーナは、思い出したのかモジモジとしている。


「次は、メーベルさんでしたよね!」


「うん、やっ、優しくしてよ」


 名前を呼ばれて、恐る恐るやって来たメーベルは、椅子に腰を掛けると覚悟を決める様に頷き、リュージの手を受け入れる。適度に筋肉質なその腕は決して固い訳では無い…―しなやかで柔らかい、素晴らしい筋肉を秘めていた。


「良く鍛えられていますね!」


うちは鍛冶屋だからね。鎚を振るうにも、最低限の筋力は要るんだよ」


「鍛冶屋? じゃあ、ルイスさんとリーラさんは――」


「うん! お父さんとお母さんだよ!」


 まさか、リーラの娘とは……確かに素晴らしい物をお持ちだが、まだまだ成長する素質を感じさせる。そう言えば、リーラは綺麗な金髪だがルイスは赤毛だったのを思い出した。完全な遺伝であり、魔法の適性は無関係らしい。そんなメーベルは、腕が終わると見ていて学習したのか自分から万歳をするのだが、力一杯伸びをする様に手を挙げた姿は猫を彷彿とさせる。その姿に苦笑しながら首から背中……脇へと手を伸ばしてゆくと、ピクピクと反応し感じている事を如実に物語っているではないか。リュージが脚に取り掛かる頃には恥ずかしいからか、必死に声を殺す様に我慢していたが、その姿は男の嗜虐心しぎゃくしんを刺激しかえって嬌声を上げる事になる。


「――っくは、ぅぅ……あっ、はん……くぅ……」


「気持ち良いかな?」


「ばかぁ、いじわるぅ……」


「はいっ、終わり! 次は、アデルさん」


 ――思ったよりも大きな声が出てしまい真っ赤に赤面しているが、そのまま交替の為にアデルと替わる。何やら言葉を交わしているが、笑顔が出ているので心配は無いのだろう。


「お待たせ致しました。ふつつか者ですが、よろしくお願いいたします」


「はえっ、ふつつか? こちらこそ……?」


 お互いに挨拶を交わすと、柔らかな手を取り椅子に座らせるのだが、先に髪が地に着かない様にタオルを使って巻き上げる。その美しいハニーブロンドがタオルの脇からこぼれて肩に掛かる様が、やけに色っぽくなまめかしい。アデルは背中が弱いらしく、そっと触れるだけで吐息が漏れる。異世界の女性はムダ毛の処理などしないのかと思っていたが、魔法で永久脱毛出来るらしく脇もスベスベである。これは、治療師の仕事でもあるらしく内緒で教えてくれたのだ。そんな女性の秘密を少しだけ教わりながら、せっせと身体を洗うのだった。


「……はん、んっ、はぁ、リュージさん……こんなっ、の……はじめてっ」


「嫌ですか?」


「いえっ、もっと……もっとおねがい、します」


 会話をしながら脚をマッサージしていると、リュージの頭を抱える様に身を乗り出すアデル。


「じゃあ、立ってみて?」


「えっ、はい……」


 もっとと言うのだから仕方無いと敢えて立ち上がらせてやると、膝を曲げて座る姿勢よりも直立の方が脚全体を撫で易い、作業は格段にしやすくなった。立った状態で足首から太股までをマッサージしてゆく――心眼スキルで弱点が見えるので、指が内腿を撫でると大きく反応するのは予想済みである。


「ここはどうかな? こうしたら……こんなのは?」


「はぁん、んんっ、もう……あはん……はぁ、はぁ……」


 ――最後は立って居られずに、崩れ落ちるアデル。リュージも途中で、「もう……」と聞こえた気がしたが、何と言おうとしたのかは分からなかったので、無視した。脚に力が入らず、のし掛かって来た身体を支えて抱き止めると、コリーンとイヴァンジェリンがやって来るのが見える。


「リュージ、ちょっとやり過ぎじゃないかしら? それも、三助の仕事なの?」


「――さっ、さぁ、どうでしょう? 直接知ってる訳じゃ無いんで……」


「あっ、あのっ、リュージさんを責めないで下さい。私がお願いした事なんです! 立って居られず申し訳御座いませんでした」


「……私の順番」


 注意しに来たイヴァンジェリンに対して、自分が悪いんだと謝罪を述べるアデル。コリーンはただ自分の番である事を主張し、邪魔をするなとばかりに椅子に座った。毒気を抜かれて場が静まり返るのだが、座ったコリーンが早くしろと自分の肩に湯を掛ける。


「わっ、分かったわよ……アデル、自分で歩ける? 無理なら肩を貸すわよ」


「あっ、はい、大丈夫です。イヴさん、ありがとうございます」


 二人は、その場を離れて再び湯に浸かるのだが、既に浸かっている面々はというと、スージーに至っては今現在も妄想中であり、その他の面々は火のついた自分の身体を持て余し、或いは放心中で……とても、他人どころでは無かったりする。

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