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プロローグ
・一作目のお話です。温かい目で見てやってください。喜びます。
一章
一人、薄暗い部屋の中でパソコンに向かっている。もう夜も遅い時間なのにそれにも気づかない様子で一心不乱にカタカタとキーボードを叩いている。
部屋の中は特に物が散らかった様子はないが薄っすらと埃を被っている。
キーボードの他に音を刻んでいる四角いデジタル時計が今日が西暦2050年であることを示している。
何時間もぶっ通しでキーボードを叩いていた手がようやく止まり、満足そうに息を吐き出して、大きく伸びをした。電気を付けて、眩しい明かりに顔をしかめる。ただでさえ人受けの悪そうな顔が、さらに酷くなる。
休憩もつかの間、再びそそくさとパソコンに
向き合い、また打ち込み始めた。
終わらないよ