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第七話 仏像の始まりの話

仏像の歴史を少し書きますね。

仏像というからには仏教における像ということになりますが

最初から仏像があったわけではありません。

いうまでもなく仏教は釈迦がはじめたのですが、

そのころは仏像はありませんでした。

お釈迦様が亡くなったのちに

釈迦の姿をみたいという願望が仏像を造らせていくのですね。

でも最初は全体のすがたではなくシンボリックなものでした。

たとえば仏足石というものが薬師寺にありますが

釈迦の足跡を信仰の対象としたのですね。

いまでもタイにいくと釈迦の足の形をした織物などが売っています。


また釈迦の骨を弟子たちが分け合って

骨を収める塔をたてて拝んだのです。

今でも「卒塔婆そとば」というものがお墓にありますが、

あれはストーパが語源で土石で積み上げた墳墓のことですが、

これがお寺にある五重塔などに発展していきました。

いわゆる人の形をした仏像が作られるのは

2世紀のインドのガンダーラ地方ですが、

これは背景としてアレキサンダー大王の遠征により

ギリシャ彫刻の文明が押し寄せたことに

深く関わりがあると言われています。

従ってこのころの仏像はまるで

ギリシャ彫刻のようで顔もギリシャ顔ですね。

そのような仏像が中国、

朝鮮半島を通じて6世紀ごろに日本にも来るのですが

それは次回にしますね。

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