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チューイング草原
緑色の紅葉をかけぬける。そう、私は星。手すりに手を滑らせ、かけ渡る。まるで氷水に炭酸を増しました時みたいな、どこかご機嫌ななめよ。だって外のベンチで雨の音を味わいながら、読書がしたいんだもの。おかしなはなしね。友達が目を空の形にしてふふっと笑った!なーんだそんな笑顔つくれるんじゃん。わたしは友達の顔を見つめて思わずはにかんだ。
私は雨が嫌いだ。だって雨って自分勝手ですぐいなくなるじゃん、私のことはほっといて嵐のように去ってゆく。
朝は嫌いだ。だって気づいたらいなくなってるから。あの心地よくて心が濡れる雨は私を上げてくれる。そう、まるでティラミス、そんな中私はわがままでジェラートをほしがった。