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真
校舎の壁が青い。目が眩む。クラクラとはこのようなことか。
ずーっと1時間ほど本に向かい合っていたため、私の脳天は落ち着かなかったようだ。
真っ白な道がこんなにも狭くてどうして私は生きているのだろう、と思った。
外の風なんかどうってことないと思っていたけど、実際は違った。なまぬるい風は私をひそかにおしだすような、そんな健気さを感じた。どうも納得できない。
家に帰って今はっとした。当たり前のようだが当たり前じゃない。一つ一つの言葉は真を突いているようで何か引っ掛かる。私にとって感動とは、共感、つながりがわたしを、。
いつだって私の頭は真っ白だ。考えてることすら大事な時にこそ出て来ない。ぼーっとして、生きることがつらい。よすががスマホだ、、。毎回毎回思うけど、私ってほんと偽善者。やさしさの陰。自分は人の真理をうかがうくせがあるような、自分が存在しない。