第二話
なんか凄いことになりました。
「ちなみに、何をすればいいので?」
「ある生徒を叩きのめしてほしい。みんなの前で。」
は?無理無理無理!!
「無理だって。いや、無理です!俺に社会的に死ねっていうのですか!」
「そうは言ってない。特別授業は二週間後だ。それに、その生徒はそんなにやわくない。」
「いやいやいや。だったら生徒会がやればいいじゃないですか!生徒会メンバーって強いって聞きますし!」
そう。毎年生徒会メンバーは強い。しかし、今年の生徒会は学校の歴史の中で一番強いと言ってもかごんではない。
「そうだ。しかし、あいつらをターゲットにぶっ潰すと決めた以上こちら側は表立って行動することができない。」
うん?あいつらとは誰のことだ?
「あいつらって誰のことですか?」
「知らないか?表では有名なものだと思っていたが…そもそもこの学園についてどれぐらい知っている?」
「生徒会長を、理事長が決めるという制度ぐらいですけど。」
「ハアー。いいかこの学校はな。いわば二つの勢力に分かれている。生徒会とブロッサムだ。詳しく言うと、奴らは、生徒会を悪だと思っている。まあ、暴力生徒を下に着けていたらそう思われるが、そう思っていて生徒会を目の敵にしているものがブロッサムに入っていたりする。ここまでだったら、簡単に生徒会がつぶせそうだが、あいつらは、外部での実績を持つ。例えば、強盗犯を叩きのめしたりとかだな。それに、あそこには厄介な奴がいてな…まあそれはいいとして、そして、古くからの因縁だから、生徒会長は二人用意される。ここまでいいか?」
「それは、皆さん知っているのですか?」
「当たり前だ。知らないのは始業式をさぼっていたお前ぐらいだぞ。そのうちの二つの勢力に入っていないそこら辺の一般性とでも知っている。で、俺にこんなくだらない話をさせたのだからやってもらえるよな?」
マジかー。
「分かりました。でも、報酬はもらいますよ。」
「ほおーう。聞こうじゃないか。」
「高級な紅茶をおごってください!」
「・・・は?それだけか?」
「勿論です!と言ってもただの紅茶ではありません。紫薔薇の紅茶ですよ?用意できますか?」
実は俺、紅茶会ではそこそこ名の知れている紅茶好きなのだ。だから、世界中のほとんどの紅茶は仕入れた。しかし、紫薔薇の紅茶は高級すぎて表社会に出回っておらず、裏社会や、オークションで高額でしか手に入らないから泣く泣くあきらめたのだ。
「何だそんなことでいいのか。100億用意しろとかよりは簡単に用意できそうだな。いいぞ。」
え、用意できんの!?
長いこと機関が開いてしまい申し訳ございませんでした。あれやこれやと物語を修正していたらあっとゆうまに月日がたっていました。さて、皆さんは桜を見ましたか?私の気持ちなんですが、葉桜って気持ち悪くありません?春に戻ってほしい。または、夏が早く来てほしいと思います。集合体恐怖症だからなのかよりいっそうゾクッと来ます。私だけなのでしょうか?期間はまた空くとは思いますが、「後宮の隠し子」と共にこの話「悪魔はいつでも理不尽だ」や「一般人の私が転生して王子の執事!? ~生き抜くために精一杯頑張りたいと思います~」をよろしくお願いいたします。ではまた会いましょう。