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ソニア「すげー!魔力ってこんなに力強いものなんだな。」

ケレミー「魔力、すごい。」

確かにこの力があれば、一人一人がそれなりに戦えるかもしれない。でも、それだと大多数の人が魔法を使えないというのはおかしい。


ロイド「ゼイレン?どうしたの?」

ゼイレン「…。ごめん。少しぼーっとしてただけだ。」

「あと、一つ言い忘れてたけど、今すぐにできることは魔力をぶつけて攻撃するくらいで、魔法を使うには少し時間がかかるんだ。魔法はイメージと詠唱が必要だからね。」

「おっと、スライムだ。みんな、自分のエネルギーを相手に向けて放出するイメージで攻撃してみて!」

パァン!

本来格上であるはずのスライムが一瞬で破裂したのだ。

ソニア「よし、この調子でどんどんやっつけていこう!」

ゼイレン「魔力切れには十分気をつけてね。」


家が多く立ち並ぶエリアに差し掛かった時、四方八方から悲鳴が聞こえ、僕達は示し合わすでもなく散り散りに救助へ向かった。

「大丈夫ですか?」

スライムを退けつつ、そう聞くと

「はい、助かりました。」

とすっかり安堵したようだ。

見ると、一定の距離ごとに襲われている人がおり、いずれも命に関わる怪我をしているものはいなかった。

ふと感じる違和感。

それでも時間は待ってくれないので、とにかく救助を優先した。

そうして進んでいくと、前方からケレミーとゼイレンが来るのが見えた。

二人の話を聞くに、やはり現状とギルドの反応の差に違和感を感じているようだった。

そして、ソニアはどこへ行ったのだろう。

もしかして、ソニアのところは酷い有様で、やっぱりこれは高難度の任務だったのかななどと考えながらソニアの来るであろう道を進む。

不思議とパニックにはならなかった。

途中からこうなるような気が何となくしていた。

ああ、血の匂い。見本市かのように並べられた数多の首。

これが冒険者、か。



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