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7歳 王都生活⑧

土の日。ソロ冒険者と話をしに皆で冒険者ギルドへ向かう。

受付へ到着したことを伝え、個室に案内させられる。案内の途中でミリアさんが耳元で説明してくれた。


「リゼル様、彼女は非常にプライドが高いため他とパーティーを組めないタイプの人です。なんというか冒険者らしくない方なので少し浮き気味なのです。失礼なことがないは思いますが不敬があっても大目に見てください」



ドアを開けて部屋に入る。そこには凛としたの女性が立っている。私はソファーの方へ向かう。


「お待たせしました。リゼル・クリムロードと言います。本日はお話を聞いてもらえてありがとうございます」


両腿に両手を置く立礼でお辞儀をされる

「はじめまして、リゼル卿。わたくし、C級冒険者のオリビアと申します。家名は捨てました」


騎士の礼をされ反応に困る

「騎士の方ですよね?失礼ですがなぜ冒険者をソロで?」


「大した理由はないのです。親が勝手に婚約を決めてきたのが気に入らなかっただけです。好きなことで生活をしたかったので冒険者になりました、他の方との冒険をするのが正直苦手で…野蛮と言うか不潔というか…生理的に受け付けない方が多かったもので。私はこの王国の出身ではないのでリゼル卿にはご迷惑はおかけしません。わたしを雇っていただけないでしょうか?」


「他国の出身の方ですか。どうして依頼を受けてくれるのですか?」


「答えは一つです。昔から本を伝記を読むのが好きで初代賢者様の書かれていた本をよく読んでいたんです、そうしたら二代目賢者様が今時代に現れたと。それで今回の依頼を聞かされて、是非にと、わたしの子供の頃からの夢、賢者様と冒険することなんです」


「わかりました。それではお願いします。私の目標は中級ダンジョンと未踏破ダンジョンの制覇です。正直に言いますとお金に困ってるわけではありません。初代賢者様に関わる可能性があるのでダンジョンをクリアするのが目的です。想像より大変になると思いますが大丈夫ですか?」


「初代賢者様に関わるのですか!?それなら是非こちらからお願いします。わたしの鑑定結果は魔法剣士です。必ずお役に立ててみます」


「依頼では今日の中級ダンジョンの護衛の任務ですが、次回もお願いできますか?」


「次回というか毎回、毎日でもお願いしたいです。賢者様にお仕えするのがわたしの人生の目標です」


「わかりました。今日一緒に冒険してみて、私たちの仲間とオリビアさんが問題なければ後のことを考えましょう、下で私の仲間たちを紹介しますね」


受付で依頼を達成したことを伝え、これからダンジョンへ向かうことを伝える。


「ようこそ、セージ・スプリングへ。わたしはディーよ、よろしくね」

「リードと言います、リゼル様の家臣をしている魔法使いです」

「ロンザだ、リードと同じくリゼル様の家臣をしてる魔法使いだ!」

「クリスです。リゼル様の従士をしています。足手まといになると思いますがよろしくおねがいします」

「はじめまして、オリビアです。魔法剣士です。役に立つように頑張ります」


「じゃー早速、中級ダンジョンへ移動しよう。戦い方は馬車の中で話そうね」


馬車の中で、ギルド内では隠しているディーの正体を教えてオリビアが驚いたり、ラウル兄さんが魔法剣士であることを教えて驚いたり、ディーと美容について話したりであっという間に中級ダンジョン前に到着した。入口前の受付で登録をして早速中に入ってみる。


「まずは、一回ソロで攻撃をしてお互いの攻撃方法を確認してみましょう。その後は組み合わせを変えながら攻撃パターンの確認をしてみよう。クリスは一旦僕のそばにいてね。まず攻撃パターンが多い私からやりますね、オリビアさん見てて下さい」


多種多彩な魔法でモンスターを撃破していく。魔法を撃つ度にオリビアさんが反応してくれるので楽しくなって大盤振る舞いしてしまった。


「次はわたくしが攻撃します。魔法剣士は属性魔法を付与できます。早速、風魔法を剣に付与します ”ウインド・ソード” 足に付与します ”アクセル・ウィンド”」


物凄い速さでモンスターへ近づき、一撃で切り裂いた。

あっと言う間の出来事だ…


付与魔術は魔法剣士オリジナルなので賢者には使えません。

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