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7歳 王都生活⑤

クリス目線の日記風


〜 クリス・スタンロードside 〜


○月○日 水の日

僕はクリス。今日から日記を書き始める。みんな書いてるのを聞いて僕も書いていこうとおもう。

僕はスタンロード家の3男、今はリゼル様の従士候補です。今日は王都の冒険者ギルドへ行ってきた。リゼル様をバカにされたので怒ってしまった、それはダメなことだったのでリゼル様に注意された。今後気をつける。僕も冒険者ギルドで冒険者登録をした。初めてなのでFランクスタートだと説明された。

そのあとに、リゼル様がCランクになった、さすがリゼル様だと思った。みんなでパーティーを組むことになった。名前はセージ・スプリングに決まった。家臣団の名前もこれにすることになった、かっこいい名前で嬉しい。



○月○日 土の日

今日は王都近くのダンジョンに行った。僕は初めてのダンジョンだったので緊張して昨日の夜はなかなか寝れなかった。

馬車の中で寝てしまった。リゼル様は許してくれた。

セージ・スプリング家臣団のリードさんとロンザさんは二人共とても凄い人で尊敬している。賢者の両腕と王都では言われている。いつかは僕も賢者の槍と言われるようになりたい。


ダンジョンの中に初めて入った。外の世界とは全然違った、緊張している僕をロンザさんが落ち着かせてくれた。ロンザさんからスライムを倒してみろと言われて僕は槍でスライムを攻撃した。1回では倒れなかったが2回めの攻撃でスライムを倒した。みんなが褒めてくれた、緊張が少し解けてきた。1階の出てくるモンスターを頑張って倒してみろと言われた。僕は出てくるモンスターを一生懸命倒した。


2階から5階までは順番にモンスターをみんなが倒していく。ロンザさんの土魔法が槍と盾みたいでかっこよかった。

5階にボス部屋があった、リゼル様が新しい魔法を試したいと言って、一人でボスモンスターを倒した。

モンスターに高温の水の槍をぶつけたと言っていた。魔法のことはわからないけどリゼル様はやっぱり凄くて格好良い。


6階からは僕も少しずつ戦闘に入れるようにみんなが手助けをしてくれた。僕も早く成長して役に立てるようになりたい。

10階のボス部屋に辿り着いた。ディー様がリードさんとロンザさんと練習していることを試したいと言ってボスと戦うことになった。3人は息ピッタリでボスモンスターを簡単に倒した。ディー様は物足りないと文句を言っていた。宝箱の中身は盾が出てきた。僕の初めてのダンジョンデビューだったのでご褒美に僕が貰った。この盾は大事に使うと決めた。



〜 ロンザside 〜


リゼル様がクリスのダンジョンデビューなので緊張しているから面倒を見てやってほしいと言ってきた。初めてのダンジョンは緊張するからなぁ、俺も最初はビビったもんだ。案の定、クリスは緊張してたよ。最初は失敗してもいいからスライムを攻撃させた、慣れの部分があるからな。少しは緊張が解けてきたから1階のモンスターはやらせてみた、この階なら比較的安全だしな。


流石に低級者用ダンジョンだから俺たちは苦戦することもなくドンドンと下に降りていく。途中で拾ったアイテムは全部リゼル様の魔法で収納できるから荷物もなく楽だ。クリスの様子を見ながら適度に休憩を入れて行く。よくよく考えればこれが普通なんだよな…リゼル様は昔から規格外だったからクリスを見ると少し安心する。


5階のボス戦のリゼル様の魔法…グツグツと熱した高温の水の槍を何本も刺すのはモンスターが可哀想だった…リードも少し引いていた。

6階からはクリスも少しずつ戦闘に慣れさせて行く、将来こいつもリゼル様の立派な家臣になってもらわないとな。クリスは普段おっとりしてるわりにリゼル様のことだと熱くなるタイプだって昨日気づいたよ。こいつもリゼル様の家臣だってことを自覚してきたんだな、嬉しく思うよ


10階は、ディー嬢が3人で練習している合体魔法を試したいと引き下がらなかった。今回はリゼル様も折れてくれた。俺たちの見せ場だ!見てろよクリス、先輩の格好良いところ見せてやる!

ロンザはクリスを弟のように可愛がっています。よく土壁や土人形を作って修行の相手をしてあげています。

今回のリゼルの水と火の混合魔法は高温の水による組織破壊と熱傷です…えげつない描写になりそうだったのでクリス君目線にしました。

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