表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

27/109

5歳 お披露目会⑤ 初代の意思

1000PV突破しました。読んでくれた方ありがとうございますm(_ _)m これを機にブックマーク、評価の方をお願いします!


自室へ戻る。

気分転換に今日購入してきた賢者の本を寝るまで読むぞと心に誓う。

早速日本語が書かれているページを開く。


日本語のページはこの国の文化や過去の戦闘の内容が書いている。日本人にわかりやすい戦記物と言った感じだ。日本語の最後のページの内容がこうなっている。


「ここまで読んでいるということは。私と同じようにこの世界へ来たものだろう。

私は賢者の能力を持っている。この世界では相当特殊な能力だ。


この本を読んでいる同胞の仲間はこの本は後世に伝わるように残してほしい。


次に賢者の能力を持っている者へ


・日本語で書いた本は紛失や消失することを考え何冊か残している。


・君のレベルにあった賢者の能力に役立つ内容が浮かび上がるようにしてある。


・賢者の能力があるものは、表紙に両手を重ね魔力を流してほしい。このページに続きが見られるようになっている。一度、魔力を流すとこの本の続きはもう出てこない。また本を探してもらいたい。



ここからは私について少し書いておこう。


私は日本からこの世界へ友人と転移をしてきた。

魔族を封印するために友人とこの世界で出来た仲間と戦った。

結果は、無事に魔族は封印することができた。ただし時間が経過すれば封印はいずれ解けてしまう。

この本を読んでいる君の時代に封印が解かれるかはわからない。

魔族は恐ろしい敵だ、仲間も多数なくなった。

狡猾な魔族、魔法に秀でた魔族、様々な魔族がいる、奴らは死ぬことはない。

だから封印する方法を選んだ。君の時代に他の方法があるならばそれを実行して欲しい。


友人と仲間たちと後世のことを考えて国を興した。

最初は村レベルから始まった。元いた世界の良い部分を取り入れて少しずつだが良い国になっていると思う。未来にこの国が残っていることを期待している。


君がこの本で得られる知識は2つ、空間魔法と召喚魔法の初級。

本に魔力を流したときに使えるようにしてある。

これから書くことは使い方を理解して欲しい。理解しないで使うと危険な目に合う可能性が高い。



まずは空間魔法。

君はアイテムボックスという魔法が使えるようになっている。

君の今のレベルであれば大きいものは作れないと思うが、徐々に大きくなるから安心して欲しい。


仕組みをシンプルに説明する。


魔法は体内のマナを外に放出することで魔力となって発生する。

その逆だ、君の体内のマナの場所に物を吸収する、これが空間魔法の最初の第一歩だ。

今は理解しなくても大丈夫だ、いずれわかるようになる。


次に召喚魔法。

空間魔法とセットになっている魔法だ。

アイテムボックスで体内にしまった物を外に出す原理が召喚魔法の基礎になる。

これも同じようにいずれわかるようになる。


君が成長したころにまた私の本を探して欲しい。

続きはその本で読めるようになっている。

私と友人たちが愛したこの世界をまた守って欲しい。


アラビスとラビウスより


読み終えたあとに私はアイテムボックスと魔法を唱えてみた。

物が収納できるし取り出すことが可能になった。どこまで物が入るかは別の日に研究してみよう。


本に書かれていた名前は初代国王様と初代宰相様だ。彼らは私のようにこの世界へやってきて魔族を封印したんだ…今と違って王国も存在しない荒れ果てた時代に。

そして次にくる俺のような者のために、2人は元の世界に戻らず、この世界で生きることを選んだ。

思わず涙が出てくる。初代様の意思は引き継ぎます…


”私の物語に賢者の意思が加わった”

長文予定だったのですが、短くしました。手記は別の機会にアップします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ブクマ・ポイント評価お願いしまします!
小説家になろう 勝手にランキング
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ