表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

24/109

5歳 お披露目会② 本屋

ブックマークお願いします。

王都のクリムロード屋敷へ

今回は前回のメンバー+ディー、リード、ロンザで王都へ


「おかえりなさいませ、ご主人様」

前回同様、王都のメイドたちが出迎え入れてくれる。一糸乱れずの挨拶、いつ練習してるんだろう…


「リゼルよ、俺は一緒に、閣下と辺境伯殿のところに挨拶に行ってくる。明日の披露会のマナーをセバスチャンから復習してもらうように。そのあとは

ディー殿と一緒に王都を見て回ると良い、リードとロンザが一緒なら安全だろう。全員に小遣いを渡しておく、無駄遣いしないようにな。」


「やったー(ぜ)!」

ディーは王都が初めてで喜ぶ、ロンザは小遣いで喜ぶ、ため息が出るリード。

一年以上一緒にいると3人の反応がわかりやすくて笑ってしまう。


王都を探索するのは初めて、行きたい場所は本屋。

賢者について書いてある本を探すのが目的。リードが本好きなので行く場所は前もって選んでもらっている。


本に興味がないディーとロンザは近くの店をぶらつくと行って別行動で別れていった。

エルフ族のディーが不安だけど、大人だから大丈夫かな?


本屋を何軒かめぐる、賢者様の伝記以外の本は見当たらなかったが、魔法の新書を手に入れてリードはホクホク顔だ。

最後に古本屋の中に入ってみる。老婆が店の奥に座っている。


「あら、可愛らしいお客様だねぇ、貴族様の息子さんしら?いったい、こんな古本屋で何の本をお探しで?」


「はい、クリムロード家のリゼルと申します。賢者様に関連する本を探し歩いています、こちらにそういう本はありますか?」


「小さいのに賢者様の本を探すなんて珍しいわね。ちょっと待っててくださいね、お出ししますので。」


3冊の本を持ってきてくれた。2冊は伝記関係の本、1冊はとても古い本。


「この古い本を少し見させてもらって良いですか?」


「あら、そんな古い本を?その本は売れずにずっと残っている本なのよ、途中から読めない文字のページが出てくるのよ」


読めない文字のページを開く、そこで目にしたのは5年ぶりに見た文字だ。


(日本語で書かれている!? 驚く表情を出さないよう我慢する。 これはここで読んだらまずい!?買って帰って後で読まないと駄目だ)


「お婆さん、この本を買っても問題ないですか? 何書いているかわからないですけど、賢者様の本を集めてるので売ってくれると嬉しいです。」


「ここにあるものは売り物だから問題ないわよ、不思議ねその本があなたに買われて嬉しそうな気がするわ」

にこやかな老婆の笑顔を後に店を出る。


”私の物語に賢者の本シリーズが加わる。

長くなりそうなので小分けでアップします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ブクマ・ポイント評価お願いしまします!
小説家になろう 勝手にランキング
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ