〜Welcome to 異世界〜
皆さん初めまして!タッツーです。これが僕の人生初の小説投稿となります。
未熟者ですが、自分なりに書いていて楽しい作品を作れたらいいなと思っています。
さて、今回投稿する小説についてですが、厨二病だった僕が頭の中で妄想していた(自分最強)ストーリーをそのまま小説に書き下ろしたものです。ですが、主人公最強系はありきたりなので、そのような作品にはしないでおこうと考えています。
皆さん、どうぞよろしくお願いします。
━━番組の途中ですが、速報が入りましたのでお伝えします。今日の午後6時半頃から警察に子供が忽然と姿を消したとの情報が少なくとも100件以上入り.........
男はテレビを消した。そして、タバコに火をつけた。
真っ暗な部屋にタバコの炎が浮いている。
「さぁさぁ、これから面白くなってくるねぇ」
男は怪しげに笑い、まだ吸い始めたばかりのタバコを灰皿へと押し付けた。
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夕陽が沈んだ頃、部活が終わり自転車で帰宅していた雨宮隼人を白光が襲った。
思考どころか瞬きすらも追いつかないほどの刹那の出来事であった。
白光は少しずつ闇に侵食されていき、遂には黒く染まった。ハヤトの意識は深い深い暗闇へと沈んでいった.........
(いっそこのまま闇に呑まれて消えれたらなぁ....)
意識が戻る。だが、まだ闇に抱擁まれている。
味覚が戻る。口の中が血の味がする。
嗅覚が戻る。汗まみれになった部活着を袋に入れてそのまま24時間発酵させたような臭いがする。
触覚が戻る。手首を鎖のようなもので縛られ冷たい床の上に乗っている感じがする。
聴覚が戻る。「━━は━━だ」「━━はいいな」何かヒソヒソと話す声が聞こえる。
視覚が戻る。自分の姿が見えた。血の付いた薄汚れた服を着て、手首を鎖で縛られていた。そして、冷たい鉄の檻に閉じ込められている。目の前には大勢の人が、否大勢の人と亜人がいた。周りを見渡すとレンガ造りの洋風の家が建ち並んでいる。見覚えのない街並みだ。
ようやくハヤトは気づいた。〜異世界召喚されたことに〜
それともう1つ〜奴隷として異世界召喚されてしまったことに〜