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冒険者は救えない!~世界への反逆~  作者: チョコクリーム
1章 始まりの日
2/20

彼の名は(説明回)

 

 人に近づくと、ボロボロになっているものの、よく鍛えられていることが分かった。息はあるようなので、とりあえず村に連れて帰ろう。まだ時間はある。


 背負って洞窟を歩いていると背中からモゾモゾと音がした。


「う〜ん、ここは?」

「起きたか?」

「うわっ、だれ!?」


 突然の大声に驚き、バランスを崩しそうになったが、何とか耐える。一旦下ろすか。落ち着いて話もしたいし。


「下ろすぞ」

「え、あ、はい」


 まず何を聞こう?とりあえず倒れていた理由でも聞くか。


「なんでゴブリンに囲まれていたんだ?」

「えっと、僕はあまり目が良くないので、こういう暗いところは苦手なんです。明かりも持ってきてたんですけど無くしてしまって、一旦引き返そうかなと思っていたら、殴られて気を失いました」


 体は結構鍛えられていた。戦い慣れていると思ったのだが、不意打ちで1発か。ある程度の冒険者ならば不意打ち1発では気絶しないだろう。かと言って素人という訳でもない。一体何者なんだ?


「ほう。暗いところは苦手なのになんでこんな洞窟に来たんだ?」

「とある理由で来たんですけど、その前にあなたは誰ですか?さっきから気になってるんですけど」


「俺か?俺はシズル、家名は無い。G級冒険者だ。お前は?」

「僕はロムウェル・キンサイトです。ロムウェルと呼んでください。一応E級冒険者やってます」


 冒険者の階級は全部で10段階ある。上から順に、SSS,SS,S,A,B,C,D,E,F,Gとなっている。一般的にはGからE級までは初心者、DからB級までが中級者、A,S級は上級者、つまりベテランだ。


 SS,SSS級は戦争などで国に貢献することによって稀になる者もいる程度で歴史上に数人しかいない。なので実質S級が1番上と言うことになる。


 階級の上げ方は1つのみ。沢山の依頼をし、貢献度を稼ぐことにより、冒険者ギルドから面接を受けることが出来るようになる。その面接に合格すれば昇級することがある。不正などが起こらないように国が監視していると聞いたことがあるが真実は分からない。


 それにしても驚いた。俺よりも階級が2上なのか。俺もさっさとG級を抜けたいなあ。そういえば気になることがあるな。


「E級ならいくら不意打ちとはいえゴブリンに負けはしないだろう。本当にE級か?」

「嘘はついてないですよ。ステータスを見せた方が楽ですね。説明しやすいので」


 そう言ってロムウェルはステータスを見せてきた。



 ステータス

 ロムウェル・キンサイト

 職業 冒険者E級

 レベル 23

 HP 90/200

 MP 10/10

 スキル

 身体強化Lv4

 雷魔法Lv3

 記憶力Lv2


 加護・呪い

 魔の加護(消費MP減少)

 魔の呪い(MP最大値10固定)


 ほーん、これがロムウェルのステータスか。なかなかすごいな。



 ステータスというのは7歳になると突然使えるようになるものだ。どういう原理なのかは未だに解明されていない。ステータスには名前、職業、レベル、HP、MP、スキル、加護・呪いが表示される。ステータスは人に見せることが出来る。


 名前は本名が表示されるので偽名を使ってもステータスを見れば当然バレる。



 職業はそのまんまだ。今の職業が表示される。



 レベルはよく分かっていない。ゴブリンなどの魔物(モンスター)を倒していると上がることがあり、倒す相手の強さによってレベルの上がりやすさも変わるとか。相手にトドメを刺さないとレベルは上がらないので注意が必要だ。



 HPは生命力みたいなものだ。攻撃を受けたり、病気になったりすると減り、0になると死ぬ。寿命の場合は40を境にHPの最大値が減り始めるので、冒険者は40で引退するのが普通だ。


 レベルが上がるとHPの最大値が上がるが回復する訳では無いので注意。上昇量は個人差があるが、冒険者の平均は5である。あくまで平均なので目安程度だ。レベルが1の時のHPは100だと言われている。100の人が多いだけなので誤差はもちろんある。


 レベル23で200のロムウェルのHPはほぼ平均と言っていいだろう。



 MPはスキルを使う際に必要なものだ。MPを使わないスキルもあるが、基本はMPを消費する。別に使いすぎて0になったりしても、すぐに死にはしないが徐々にHPが減っていくのでMP管理は大切だ。MPはHPと同様にレベルが上がると上昇するが、上昇量は完全ランダムである。


 前回は10増えたのに今回は3しか増えなかったというのもよくある話だ。


 レベル1の時のMPは50だと言われている。ロムウェルは10固定なので大変だろう。少し魔法やスキルを使うだけでも命の危険があるのだから。



 スキルは簡単にいえば才能だ。神が認めた才能と言われている。スキルを習得するのにかかる時間などは個人差で、人によっては習得不可能な人もいる。


 スキルにはレベルがあり、レベルが上がるとスキルの効果が上昇したり、MPの消費が少なくなったりする。上げ方は単純。反復練習だ。スキルを使い込むとスキルレベルが上がる。スキルレベルが上がるまでの時間は個人差はない。


 スキルレベルは10段階あり、1から3はまだ慣れていない、4から6は体に馴染んでいる、7から9は多少の応用がきくようになる。10はまだ誰もなったことがないので分からない。あくまで10があると噂されているだけだ。


 MPが少ない中よく身体強化を4まで上げたな。普通にすごい。


 最後は加護・呪いだ。加護は神に認められると付いている。例外もあり、いつの間にか加護があったみたいなこともたまにある。


 呪いは『呪い』というスキルと呪いの儀式が必要になる。呪いの儀式の詳細は知らないが、呪いというスキルは、生まれた時にあるという話で、習得方法は不明だ。


 呪いの儀式をすると対象に呪いをかけれる。効果は呪いたいという気持ちが強いほど強力になるらしい。


 ロムウェルは魔の加護と魔の呪いを持っている。魔の加護はいいとして、魔の呪いはだいぶ厄介だな。



「ロムウェルって大変だったんだな…」

「なんですかいきなり、怖いですよ」

なんか気分がうえーいって感じ

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