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文明の果て  作者: JF
一章
6/6

6.大蛇

次回遅れそうです。

俺はまずマップを取り出し、蠍の情報を入力していく。サーチ機能を使い蠍の居場所を探し出す。

「近くに2体か…クリス、背中におぶるからちゃんと捕まっててくれよ。」

少し戸惑いながらも、背中に身体を預けてくる。

「お兄ちゃんいいよ。」

「よし行くぞ、『ジェットブーツ起動』」

すると体が浮き上がる。今回は急いでいないのと、クリスが乗っていることを考慮してスピードを落としている。

「浮いてる!なにこれ!」

「怖いか?いや喜んでるのか。肝がすわってんな。」

「これ楽しいね!」

「まだまだ早くなるが、どうする?」

「えぇ~じゃあ早くして!」

「わかった。ちゃんと捕まるんだぞ。」

「は~い。」

3分程進み着地する。勿論、移動中のクリスはずっとはしゃいでいた。

「この辺でいいか。クリスは危険だからここで待っててくれ。それと…」

バッグからネックレスタイプのアクセサリーを出し、クリスの首にかけてやる。

「お兄ちゃん、これなに?」

「まあなんだ、用心に越したことはないからな。外敵からの攻撃を無効化するアイテムだ。外すんじゃないぞ。」

「うん。わかった~」

「じゃあいってくるわ。」

「いってらっしゃ~い。」

少し離れたところに大きな蠍が見える。まだこちらには気づいてないらしい。

再度、ジェットブーツを起動して蠍に向かう。

先程と同じように頭を一撃で撃ち抜き、バッグに収納した後、もう1体のいる方向に走り出す。同じように葬り、収納してから異常に気づく。

「クリスの近くにやばそうなのがいるな?」

クリスのいる方向へ走り出すと。砂の中を蠢く、なにかがクリスの方へ向かっているのが見える。

「大丈夫だと思うが追いかけるか…」

クリスが危ないかも知れないと思い、最大出力で移動する。

「早かったね。まだそんなに時間経ってないのにどうしたの。」

「ちょっとやばそうなのがこっちに向かってたから急いで帰ってきたんだ。」

「やばそうなのってどんなの?」

「姿は分からないが、砂の中をうねうね動いてたぞ。わかるか?」

「えっ!それってサンドスネークじゃない?早く逃げなきゃ!食べられちゃうよ。」

「そんなに強いのか?」

「うん!大変だよ!逃げようよ!」

「でも今逃げたら村に向かうんじゃないか?それはまずいだろ。戦ってみてダメそうなら、アイツより早く村に帰って村に報告しよう。」

「お兄ちゃんの言う通りだね。」

「取り敢えず俺から離れないでくれ。アイツを待ち伏せるから。」

頷き俺の背中にしがみつく。体が少し震えている。

「安心しろ。俺が必ず守ってやるから。」

「お願い。」

そうこうしてるうちに大蛇が砂の中から姿を現す。

「でかいな。蠍くらいなら丸呑みできそうだ。」

『キシャ---』

大蛇が威嚇の鳴き声をあげる。地面の砂が震動して砂が舞い上がる程の大きな騒音。だが…

大きく開けた口に銃口を向けて引き金を引く。

大蛇の頭が消し飛び砂の地面に大きな音を立てて倒れる。胴体は動いてはいたが暫く待つと動きを止めて絶命した。

「倒せたな……」

「………」

「なんだ。肩透かしをくらったようだ。」

「お兄ちゃんやっぱりすごい人だったんだ!」

クリスは興奮しているようだ。蛇を収納するとまた驚かれる。

「消えた!なんで?」

「ああ、このバッグに入れたんだ。そうゆう能力のバッグなんだよ。」

「すごい!」

「欲しいものは集まったし帰るぞ。また背中におぶされ。」

「は~い。」

こうしてクリスとの狩りは終了したのであった。


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