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春が青い  作者: 志村巧
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ノート

「A?B?」

▽子の問いに首を傾げる。

「罫線よ、ノートの罫線」

顎を突き出して促すように聞きなおす▽子。



挿絵(By みてみん)



「なんでそんな事聞くんだよ」

対抗するように顎を突き出し答える。


「細いAを選ぶ人と、太いBの罫線選ぶ人で性格分かるとか」

「何その安直な占い」

「占いじゃないよ、せ、い、か、く、し、ん、だ、ん」

唇を尖らせて抗議された。


「細いとか、太いとか、何の意味有るんだよ」

「それはやっぱり相性とか」

「なんだよ結局占いと」

「ち、が、い、ま、すー」

激しく唇を突き出す▽子。


突き出した上唇が艶めいて思わず見つめてしまう。


「で?Aなの?Bなの?」

問い詰める▽子に答える。

「んー上」


殴られこそしなかったが、これまで経験したことも無いような眼で睨まれた。


「取り敢えずあたしと君の相性が最悪なのはわかったわ」


おかしい、ウケると思ったんだが。







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