短編小説・未来の為の完全犯罪
不思議な短編小説
さらっと読めるショートショート
宜しくお願いします!
なんという運命の皮肉だろうか。
私は一番大切な人を殺さなければならない。
理由は簡単である。
未来を守る為、世界を守る為だ。
単なる好奇心だった。
今では後悔している。
可能性を求め続けた結果、出来上がったものだった。
でも作り上げてはいけないものだったのだ。
それによって世界は壊れてしまった。
一部の人間によって書き換えられていく世界。
追手もすぐに来るだろう。
チャンスは一度きりしかない。
私はフードを深く被って準備をする。
右手に持ったナイフを強く握りしめた。
「あなた、だ、誰?」
聞き覚えのある声。
「えっ…え、わt…」
そこには血塗れの遺体とナイフだけが残されていた。
犯人は未だに捕まっていない未解決事件である。
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