表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

『 曲芸少年とA5な彼女 』

作者: 熊亀

街中で芸を披露している奴が居た。

ははは、必死だな、アイツ。


ご主人様と手を繋いで歩く私を、ソイツは羨ましそうに見ていた。

ほらほら見なさい、私にはあんたみたいな首輪はないのよ。

セレブ、お嬢様、お姫様、まるで住む世界が違うの、分かるかしら。


「ご主人様、可哀想だからお金を投げてあげたいわ。良いでしょ?」


「ああ、良いよ。○○は優しい子だなぁ」


優しい優しい私は、沢山の札束を顔に投げつけてあげた。

まぁ、あんなに嬉しそうに尻尾振っちゃて。

飼い主も馬鹿みたいに喜んでる。

これだから庶民は可愛いのよね。


「さぁ、もう行くよ、○○。今日は大事な大事な用事があるんだから」


「はーい」


……はぁ、あんなのと同じ種類の生物ってだけで恥ずかしいわ、本当。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ