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詩全集3

時を、感じていたいね

作者: 那須茄子

時を、感じていたいね

攫われて

みっともない姿で



少年が殴ったのは

階級の低いボクサー

拳を砕いたの

ちっさな骨でも飲み込まれれば

ひとたまりもないんだね


屍を嫌うなら

死臭を嗅いで慣れときな

ここは生憎

破天荒


道を踏み外すのは一度や二度じゃねーよ



時を、感じていたいね

攫われて

みっともない姿で


時を、感じていたいね

生活に困って

午後をやり過ごす

痛みを伴う仕事はたくさんたくさんある


イきすぎ

前が見えない

後ろから突かれる

何者だ

曲者か

化物か


殴ったのは

裕福な坊っちゃん

足を砕いた

そのまま首を右に倒して蹴った


懺悔を嫌うなら

暴挙に出な

ここは生憎

破天荒


道を踏み外すのは一度や二度じゃねーよ




時を、感じていたいね

攫われて

みっともない姿で



馬鹿に慣れ


時を、感じていたいね


それでいい目を当てて

流離いたい

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