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【台本/一人用】お化け屋敷

作者: 鈴波 ニナ

お化け屋敷。佐伯、前の人を盾にするようにして登場。


佐伯 ほんともう誰だよお化け屋敷 いこうぜとか言ったやつ!何 が楽しくてわざわざ金払って怖い思いしなけりゃならないんだよ。お化け屋敷最初に考えたやつはサイコパスだよサイコパス。俺はこんな……


物音。


佐伯 うわぁぁぁ!!もうなんだよ お前びっくりさせるなよ……え?お前じゃないの?……じゃあ……


沈黙。


佐伯 待って待ってムリムリムリ!

もう決めた!!俺、ここから

動かない!!絶対動かない

からな!……ごめんごめんご

めん!!待って!俺が悪かっ

た!!置いてかないで!!


佐伯、慌てて先に進む。遠くから唸り声。その直後悲鳴。


佐伯 わぁぁぁぁぁ!!もうヤダ……。あぁもう、どうしてお前はそうすぐに置いていこうとするんだ よ!お前に良心はないのか??てかなんでお前はそんな平気そうなんだよ。そんな涼しい顔 てさ。さすがにここ作った奴に同情するわ……。おい、なんか言えよ……


佐伯、なにかに躓き派手に転ぶ。


佐伯 いててててて……。いくら何 でも通路に物置くのは危ないだろ……。っておい!お前は友人がコケたというのに無視か?なんて冷たいやつなんだ!


佐伯、大げさに泣き真似をする。


佐伯 無視かよ……。あっ待って 待って待って1人にしないでお願い!!怖い!待って!おい!!聞いてるのか??俺はお前が誘ってきたから仕方なくついてきてやってんだぞ!!もっと敬意をもって……


唸り声。先程よりも大きい。


佐伯 うわぁぁぁぁ!!……ちょっとちびった……。なんだよお前!!いっそのこと笑えよ!!そんなノーリアクションだとなんか余計に惨めだわ……。あっわかった。さてはお前、ビビりすぎて逆に無になってるんだろ!!いやぁ、ごめんな、今まで気づけなくて!まさか俺よりビビってたとはな……おい、なんか言えよ。……本当に大丈夫か?悪かったよ。だから一旦そうやって俺を置いていこうとするのやめよう??おい、待てよ。待てってば!!


佐伯、慌てて追いかける。出口の近くに到着する。出口からは少し光がもれている。


佐伯 あー、やっと終わったよ。死ぬかと思った。なぁ、俺がビビってたことはしおりちゃんには……あれ?

あいつどこ行って……はぁ、しょうがねぇな。


佐伯、電話をかける。


佐伯 あれ?繋がらない……。まぁトイレにでも行ってるんだろ。まってりゃすぐ来るよな。


佐伯、近くの適当な場所にすわる。少しの間沈黙。


佐伯 うんこの方かよ……。にしても遅いな……。あいつ便秘なんじゃねぇの??こんなとこ行く前に病院いけよ……。


さらに沈黙。佐伯、スマホをいじって時間を潰す。


佐伯 いやさすがに遅すぎだろ!!まさかあいつ……帰りやがったな!?なんて薄情なやつなんだ!もういい、知らねぇ!あとで謝っても絶対許してやらねぇからな!


佐伯、はける。暗転。

数日後。佐伯、自室で電話で友人と話している。


佐伯 ……ってことがあってよ!ほんとあいつありえねぇだろ!?……え?……亡くなった??数年前??いやいやいや、んなわけねぇだろ俺はあいつに誘われて……たしかに誘われて……行ったんだ……。行った……はずなんだ……。


暗転。

PDFつくってうぉぉ!!これ完全に台本!台本じゃ!!って喜んでたのに機械音痴すぎて誰にも共有できない。

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― 新着の感想 ―
[一言] 読メから来ました!いい小説...台本ですね! PDFにしたらもっと格好良くて好き!
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