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いつになったら……(1話完結)

作者: 京塚浩一

いつになったら

あなたは

私を見てくれるのかな。


あなたが眠るとなりで

少し

泣いた


私が好きな曲を

一緒に聴いてくれたよね。

多分、あなたが好きじゃない曲を。


お酒を飲んでも

ご飯を食べても

全部、おごってくれたよね


でも

あなたが会いたい時しか

会えないわたし


やっとあなたに会えた夜


もう離れないでって

何度も

何度も


なのに、また

連絡を待ちつづける日々


壊れかけた夜に

あなたから来た電話


いつものように

抱かれた後で


「もう会わないよ、

 会わないよ」


って、泣いた


あなたは

悲しい目をして


「どうして?

 俺の事、嫌いになった?

 そんなに俺のこと

 簡単に切るの?」


一人の部屋。


涙がこぼれる


もう会わないよ……


彼のさびしそうな顔


彼の笑顔


ベッドのシーツを

握りしめた。


会いたいよ……


でも

会わないよ……


大きなメロディで

届いた

あなたからの通知。


にじんだ画面を

じっと見つめる

       (完)

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