プリンセス&カンファレンス2
大変。申し訳ございません。
旧31話と32話、同じ話を投稿していました。
直しました。
ケアレスミスです。お恥ずかしい。
会議室が騒がしくなった
[アドミニストレーター]
ダンジョン協会の職員もその言葉を何度か唱えている。
宮田課長が後を引き継いだ
「別紙に記載されているドロップ品も含めて、これがダンジョンに潜って集めてきた情報の全てです。」
「お、死体は時間が経つと消えるんですね。この辺もゲームっぽい。
ドロップ品はLROのゲームより出現率がかなり良くなっていますね。」
由口プロデューサーがそう言った。
「では、次にダンジョンを巡る他国の対応について協会の方から説明いたします。
こちらは司会の私からさせて戴きますね。
現在、ダンジョンは日本、アメリカ、EUとK国、C国他、数か国で確認されています。
LROのサービス地域と綺麗に重なっており、何か関連性があると見られています。」
由口プロデューサーが苦笑する。
「由口さん、何かありますか?」
「いやあ、ウチもあちこちの国からえらい突き上げられましたわ。
お前のところが何かやったんじゃないかと散々言われましたよ。
そんな凄い力があったら、こんなしがないゲーム屋なんてしてませんって。
やれ、ゲームのソースコードを寄越せとかデータベースを開示しろとか言われてますけど、出来るわけないでしょう。
顧客の個人情報なんですし。
とはいっても、最終的には協力させられましたけど。」
「それは災難でしたね。
話を続けます。」
由口プロデューサーのぼやきに宮田課長が苦笑する
「まず、各国の対応ですが、軍隊を動員してダンジョンの調査をしているというのが実情のようですね。
LRO転生者をダンジョンに突入させている例というのは今のところこちらには情報が入ってきていません。
噂ですが、アメリカとC国は5-6層までダンジョン攻略に成功していると言われています。
日本ではまだ確認されていませんが、この情報から考えるとやはりダンジョンには1層以下もあると考えてよいでしょう。
EUは国によって対応が異なっているようですね。
こちらもダンジョンの攻略を始めている国は一般人が多いLRO転生者ではなく軍隊を使っているようです。
ダンジョン産のアイテムには未知の物質やそれまで発見されていなかった物質が含まれており、地上に持ち帰って研究を進めていると言われています。
それから・・・C国とアメリカではモンスターを捕まえてきて生物兵器として使用できないかどうか研究が進められているという噂があります。」
某国ではLRO転生者を使って人体実験しているなんて物騒な噂もありますね。」
「全く、人類と言う奴はどうしようもありりませんね」
その話を聞いて由口プロデューサーがぼやく。
「各国で近々、LRO転生者を使った探査も実施されるでしょうね。
ニュースにはなりませんでしたが、先日、鈴木ユイさんが某国のものと見られる工作員10数人に襲われました。
ユイさんがウォープリンセスと言う非常に希少な能力を持っているからでしょう。
こういったことを考えるとLRO転生者をダンジョン探索に利用すると言う方向に行きつくのは時間の問題と言ってもよいでしょう。」
「ユイちゃんは無事だったんですか?」
由P殿が食い気味に身を乗り出す。
「ええ、ここにいる[にゃんにゃん遊撃隊]のメンバーとSPも付いていましたから。
彼女は無事です。ケガもありませんでしたよ。」
どうやら由P殿は姫のファンのようでござるなあ。
「では、ゲームの開発と言う観点から我々も意見を言わせていただきます。
まず、今回の件にウチは全くの無関係と言うことです。
転生したキャラとアカウントの情報が同じでたまたま外見が酷似していますので、ウチの関与が疑われていますが、ウチはしがないゲーム屋ですよ。
そんな神の如き力はありません。
大体ゲーム作っただけで世界が変えられるなら、現実をモチーフにしたゲームを作ってウチの会社の資産を100兆円とかにしたらもう働かなくても食っていけますよね?。
アカウントの情報が漏れている可能性が高いのは相手が神のような存在だからではないでしょうか?
さすがの我々も神に対抗するセキュリティは構築できません。」
由P殿がそう言うとみんな苦笑する。
「確かに・・・」
そう言う声が上がる。
拙者が手を挙げる
「では、実際に試してみてはいかがでしょうか?
グラフィックとかは設定しなくてよいので、聖剣ゴッドスレイヤーとか神の鎧とか適当な強そうな装備を作って、我々の中の一人に持たせるでござるよ。
駄目で元々、万が一我々にその装備が渡るのであればダンジョンの攻略もたやすくなるでしょう。」
「それは面白い意見ですね。
わかりました。次に来る時までに試してみましょう。
もちろんサーバーのデータのバックアップは取らせていただきますが。
もし現実に反映されなかったとしたら、LROサーバーのデータベースとLRO転生事件に使われているデータベースは別物と言うことになります。
LRO転生者の話だと視界に直接投影されるHUDのようなシステムが実装されているそうですね。
現実に影響を与えられるその物凄いシステムにデータベースと言うものを使っていればですが。
ともかく、データベースが使われているとしてコピーした後、データが同期しているかどうかと言うことですね。
元はウチのデータだったとしても現在は完全に別物でフォーク(分岐)していると思いますよ。
関連性は無いと思います。
ただ、それでダンジョンに潜ったときの安全性が高くなるなら確かにやってみる価値はありますね。」
そのほか、トライアングルソフトからはゲームのモンスターやスキル、アイテムなどの開発チームが作成したデータが開示されたでござる。
HP、MP、ステータスなどの他、アイテムドロップの種類やその確率などが余さず公開され、たでござる。
協会の人たちはこのデータの価値をイマイチわかってなかったでござるが、これがあればゲームならかなり有利に勧められるでござる。
岩田先輩殿も藤堂先輩殿も食い入るように見ていたでござる。
MMOで公式のデータが開示されることはほとんどなく、これには拙者も驚きを隠せなかったでござる。
強力な装備は全員のアカウントに配布されることになったでござる。
不謹慎かもしれないでござるが、正直ワクワクしなかったと言ったら嘘になるでござるな。
威力999999の聖剣ゴッドスレイヤーとか手に入ったらどうすればいいでござるかな・・・。
スキルも新しいスキルを作って試してみようということになったでござるが、人体実験のようになってしまうので、強力なスキルを付与するアイテムを作ってこれも全員に配布することになったでござる。
帰りに3Dモデラーの佐藤さんから拙者たち4人はじっくり見られたでござるよ。
まあ、3Dプリンタで出力されたように自分のモデリングしたキャラクターが目の前にいたらじっくり見たくなるのは当たり前なのでござろうな。
ちなみにトライアングルソフトの社員からはアカウントがあっても1名も転生者が出なかったそうでござる。




