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プリンセス&レッスン

僕が退出したあと、


「ねえ、見た?あのプロポーション。ちょっと人間離れしてるよねー」


「あの顔であのプロポーションはちょっとありえなくない?」


「私、あそこまで体形整っているの初めて見た。」


「身長はそこまでじゃないけど、足なっがい。びっくりした

股下比率55%ってちょっと人間離れしているよねー。

リアルお人形さんみたい。」



「はい、みんな無駄口叩かない。」

ファニーズの志賀さんが手を叩くと全員速やかに撤収したそうだ。

プロってすごいね。



僕は池田さんに連れられてまた応接室に連れていかれた。


「ユイちゃん。お疲れさまでした。

で、今日採寸した理由なんだけど、キャンペーンガールとして活動中は服と靴、下着、コスメはこちらで用意したものを使っていただきます。

今持っている服は学校の制服以外は着ないでね?

今日採寸した結果をもとに、オーダーメイドで服を作って、後からユイちゃんの家に送らせてもらうわね。

プライベートもこちらで用意した服を着てもらいますので、お願いね?

もちろん作った服はキャンペーンが終わった後も着てもらって構わないわ。」


「わ、解りました。」

何か凄いことになってしまったが、服にお金がかからないのはいいかも知れない。


「キャンペーン期間中は出来るだけ隙を見せないでほしいの。

付き合っている男の子とかいないわよね?」


「居ません。そう言う予定もありません。」


「そう、中島くんとか飯田君とか凄いイケメンだからどうなのかなと思ってた。

ユイちゃんくらいの美少女だと、回りが放っておかないでしょう?」


「まだ半年も経ってないのにそこまで割り切れませんよ・・・・。」


「そう、そう言うトラブルの心配がないのは私たちとしては安心できるかな。

それから、生臭い話で申し訳ないんだけど、各社が協力する代わりに、業者向けのカタログにユイちゃんの写真を使わせてもらうことになっています。

WEBメディアにもいくつか記事が載るかもしれないので、よろしくね?」


「解りました。」


「それから・・・」


まだあるのか。仕事とはいえ、僕は少しげんなりした。


「ここからが本題なんだけど。」


え?今までのは本題じゃなかったのか・・・。


「今日から、早速なんだけど、マナーの練習と、後日ボイストレーニング、ダンスのトレーニングも始めます。

時間が無いのでかなり詰込みのスパルタになるけど、我慢してね?」


「は・・・あ?」

僕はこの時、とんでもなく間抜けな声を上げていたと思う。


「マナーの練習は分かりますけど、ボイストレーニングとダンスのトレーニングは一体何のために・・・?」


「ああ、そうね。こちらも忙しくてお父様には伝えてなかったかもしれません。

夏休みの後半にLRO転生者向けにダンジョン探索者の登録説明会をするのはお父様から聞いてる?」


「はい、聞いています。」


「で、ある程度、探索者の数を揃えないといけないの。

これはダンジョン庁準備室のトップ、つまり長官とダンジョン協会会長からの厳命です。」


「は、はあ・・・」


「それで、どうしたら説明会の出席率と登録率が上げられるかLRO転生者にネットでアンケート取ってみたのよ。」


「はあ・・・・」


「そうしたら、ユイちゃんの歌が聞きたいと言う意見が多かったの」


「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

あまり上品ではないが、僕は思わずそう言ってしまった。


「だから、今から歌と踊りを覚えてもらって、各説明会会場で説明会が終わった後、3曲くらいのミニライブをしていただくことになりました。

これを見ることが出来るのは当日その場で探索者の登録をした人たちだけになる予定です。

あ、大丈夫、衣装はこちらでアイドルっぽい衣装を用意しますので。心配しないで。」


いやいやいやいやいや、それ、おかしいでしょう。

「あのぅ。それってちなみに拒否権とかは・・・・」


「無いですよ。お仕事ですから。」

池田さんはとってもステキな笑顔でそう答えてくれた。


「断るとお父さん困るだろうなあ・・・・。

お姉さんは断ることはお勧めしないかな。」


ウッ・・・これって一種の脅迫ですよね。

「解っています。喜んでお引き受けさせていただきます。」


「はい、いいお返事。」

にっこり笑って小首をかしげる。

可愛いな。コンチクショウ。


「曲目は

バンガイマスコのゲーム、シンデレラマスターからreincarnation

こちらはゲームが好きなら知ってるかな?」


「はい、大ファンです。」


「じゃ大丈夫ね。」


いや、大丈夫じゃないです。

見るのと実際に歌うのでは違います。

そう言いたかったがもちろん言えるわけがない。


「ひぐらし坂36の[君に勝てない]

知ってる?」


「ごめんなさい。全然わかりません。」

ウッ。LRO転生者の中にはドルオタも相当数居たらしい。

ゲーマーとドルオタって結構、被ってそうだもんなあ。


「それから、最後の一曲はオリジナル曲ね。

今製作中だから、期待しててね?」


何を期待するのでしょうか・・・。

そう思ったが、もちろん、もちろん反論などできるわけなどなく・・・。

「ハイ、トッテモ タノシミデス」

と、遠い目で返事をするしかなかった。



「実は、まだあるの。」


「まだ何かあるんですか・・・?」

僕はさすがにげんなりしてきた。


「これもLRO転生者にアンケート取った結果なんだけど。」


おい、お前ら、また何かやったのか・・・

僕は物凄く嫌な予感を覚えた。


「グラビア写真集を発売して欲しいという意見が多かったのでそちらもやることになりました。

この機会に転生者のご機嫌は取れるだけ取っておいて、出来る限り登録者を増やしたい。

そのためにはやれることは全部やっておきたいの。よろしくね。ユイちゃん。」


うぎゃぁぁぁぁぁぁぁあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。

「それも、もちろん拒否権とかは・・・・」


「無いですよ。お仕事ですから。」

池田さんはさっきより10倍くらいステキな笑顔でそう答えてくれた。


「芸能人でも何でもない、タダの女子高生の写真集なんて売れませんよ・・・・」

僕はガックリうなだれる。


「大丈夫。余ったら協会で買い取ることになっているから。

出版社に聞いたら最低発行部数は3000部だそうよ。

何があっても絶対問題にはさせないわ。

ダンジョン協会とダンジョン庁のメンツがかかっていますから。

そのくらいは周りにいる大人の力を信じなさい。

完全予約制で3000部を越えても余ることはあり得ません。

余ってその辺の古本屋さんにたたき売られることなんて絶対にさせないから。」


「ハイ、ヨロシク オネガイシマス」


「それじゃ、マナー講師の山田先生のレッスンは今日から早速始まります。

別室に移動してね?」


僕は池田さんに連れられて、市場に売られる子牛のようにトボトボと歩き出した。


([芸能人でも何でもない、タダの女子高生]か、そんなこと全然無いと思うんだけどなあ・・・。私は少なくとも本当に欲しくて自腹で一冊買うつもりだし。)



※ スーパーモデルで最大の股下比率がナジャ・アウマンさんで60%くらいです。

日本人の平均は44%から45%台、パリコレモデルの平均が49%です。

胴体には最低これくらいと言うサイズがあるようですので身長が高ければ高いほど有利の様です。


身長160cm、モデル並みの股下比率49%の元アイドル志田友美さんのスタイルを見ていただけるとわかると思います。(「志田友美 水着」でGoogle画像検索で出てきます。)

星名美津紀さんが隣に映っているものがわかりやすいです。

本当に人形のようなプロポーションです。

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― 新着の感想 ―
[一言] いや未成年相手に実質脅してグラビアとかやらせるのはマズイて あとからでも姫が脅されたこと発言したら大問題になるじゃん
[一言] 報酬が低そう、絶対碌に金をたさないよねー 他の社に違約金とお父さんの位置を用意してもらおう。 脅されやすいねー
[一言] >3曲くらいのミニライブをしていただくことになりました。 >グラビア写真集を発売して欲しいという意見が多かったのでそちらもやることになりました。 >出版社に聞いたら最低発行部数は3000部だ…
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