スケベな時間停止能力者の性癖学園記
Hなことに興味のある時止時針には秘密があった、それは時間停止能力者であることであった。 そんな彼は高校に入学してから、二人の美少女異能力者に襲われていた。 しかしあふれる性欲と、時間停止能力で返り討ちにした。暴力?そんな野蛮なことはしません。時間停止とセクハラだけで倒します! Hな異能力学園ものです。
学校の購買部でおにぎりを買っている中肉中背で、二房の白髪がある黒髪の少年時止時針には、家族にすら隠している秘密があった。
隠している秘密とは時間停止能力が使えるということである。すなわち文字通り世界の時間を止めて、一人自由に動くことが可能なのだ。
物心ついた頃から時針は時間停止を扱い、イタズラをして周囲に迷惑をかけたこともあったが、それでも自身の秘密として誰にも話したことはなかった。
しかし高校に入ってから時針の生活は一変した。
同じく異能力を持った目を見張るほどの美少女に、二度も襲撃されたのであった。もちろん時針も黙ってやられずに暴力を使わずに、時間停止能力を駆使して撃退することに成功したのだった。
(しかしこの前襲ってきた電気能力者は美人だったな……)
時針は前回撃退した美少女能力者の事を思い返しながらも、中庭に歩いて移動していく。
前回の少女はスタイルは良く、その豊満な胸は掴めば手の平から零れそうな程で、また金髪のウェーブが映えて、髪の毛からはいい匂いがしそうであった。
ぜひお付き合いしたい美少女だったなと脳裏にその少女の姿を思い返しながら、中庭に着いた時針は買ったおにぎりの包装を開けてかぶりつく。
脳内で電撃能力者の服を剥ぎながらあられもない姿をおかずにしつつ、時針は昼食のおにぎりを食べ進めていく。
「貴方が噂の変質能力者ですね!」
(ほう……)
おにぎりを口の中に頬張る時針に声をかける人物がいた。活発な声の持ち主に気がついた時針は声の聞こえた方向に視線を向けると、まるで海の色を思わせるような青色の紙を肩まで伸ばした、目を引くほどの美少女が立っていた。
服は時針と同じ学校指定の制服から察するに外部の生徒ではないことが分かる。またスカートの丈は短く膝上十センチ程で、制服の上から分かるほどの胸の膨らみとスタイルの良さが時針に下心を沸かせるのだった。
「初対面にそ、そんな淫らな視線を向けるなんて、やっぱり貴方が変質能力者なんですね。私水野里香が成敗してあげます!」
(変質能力者? そんな記憶は無いんだけどな……)
変質能力者と呼ばれる時針であったが、本人にはそのような記憶もないし、時間停止能力を基本悪用した覚えもない。
「ちょっと待ってくれ、俺はそんなことはした覚えが……」
(いやまさか、コンビニの青年誌のグラビアを時間停止して穴が空きそうなほど見ていたことか? それとも漫画喫茶でHな漫画を時間停止して、ひと目もはばからずに読んでいたことか? それとも目の間で美少女のスカートがめくれてパンツが見えた時に時間停止して、見つめていたこと?)
幾つか心当たりのあった時針はおにぎりを片手に弁解しようとするが、水野里香と名乗った少女は問答無用と言わんばかりに右腕を前に突き出すと、手の平から人を吹き飛ばす程の勢いのある水流を放つのだった。
水流は時針に向かって流れていき一瞬で時針の目の前まで流れていく。しかしその瞬間カチリと時計の針が動くような音が鳴ると、世界の時間が静止するのだった。
水流は時針の目の前で止まり、水野里香は瞬きもせずに動くことはない。先程まで聞こえていた喧騒も止み、野鳥のさえずりも聞こえることはなくなった。
ただ一人、時間停止能力を発動した時止時針を除いて。
「ふう、危ないところだった。いきなり襲うか? 普通」
立ち上がった時針はおにぎりを食べながら水流を避けつつ、水野里香に近づいていく。
そして水野里香の目の前に立つとその美しいスタイルを見ながら、一気におにぎりを頬張り始めるのだった。
美少女の姿をオカズとしながらおにぎりを食べた時針は、満足したように腹をさする、そして水野里香をどうしてやろうかと悩むのだった。
(見た目はグットな美少女だ、しかし時間停止している以上感情がないのがな……やっぱり羞恥とか嫌悪の表情があってこそシコれるんだよ)
そう思いながら時針は水野里香の後ろに回ると、背中を軽く指でさわる。その瞬間プチッと小さな音が鳴る。
その音を満足そうに聞いた時針は指をパチンと鳴らすと、再びカチリと時計の針が動く音が鳴る。
次の瞬間世界が動き出すのだった。
「当たった! って……え!?」
水流ふが命中したと思った水野里香は、胸の違和感を感じて両腕で隠すとしゃがんでしまう。
「フフフ、どうした? まるで何か大事なものが外れたような顔をして」
時針はまるで悪役がするような顔をしながら、水野里香にやさしく声をかける。
しかし水野里香の顔は羞恥で真っ赤に染まりながら、時針を睨みつけるのだった。
「な、何をしたの!」
「さあ何だと思う?」
ブラジャーのホックが外れたことで驚いた水野里香は、胸を隠しながらも気丈に振る舞う。しかしその表情が時針の嗜虐心と性欲を焚きつけるのだった。
再び指を鳴らす時針、すると世界の時間は静止して水野里香も動かなくなる。
ゆっくりと水野里香の後ろに移動すると、そのまま制服の隙間に手を伸ばす、そして制服の中からブラジャーを取り出すのだった。
拝借したブラジャーを詳しく見る時針、淡い水色のブラジャーで見た目からして高級品と見て取れる。
「フゥゥゥーーー!」
つい魔が差した時針はそのままブラジャーに顔を埋める、そしてそのまま臭いを嗅いでしまう。
甘いミルクのような臭いが時針の鼻腔をくすぐる。臭いの心地よさについ顔がニヤけてしまう。
そしてブラジャーを頭に載せた時針は、再び指をパチンと鳴らす。すると世界は動き始めるのだった。
「ヘ、嫌あああぁぁぁ!」
胸元からブラジャーが無くなった事に気がついた水野里香は、すぐさま胸を腕で隠す。
その悲鳴さえも心地よく、時針の下半身に血が集まっていく。
「なんで頭にブラジャーを乗せてるんですか!?」
「なんでって、乗せたいから乗せてるんだよ」
そのままもう一度ブラジャーに顔を埋めると、中で深呼吸するのだった。
大の男がブラジャーを深呼吸する姿を見て、水野里香は表情が恐怖一色に染まっていく。
「怖がらないで! もっと蔑むような感じで!」
時針は水野里香に表情のリクエストするが、水野里香は再び腕を前に出すと、再び手の平から勢いよく水を生み出す。
当たればただでは済まない程の水流が、時針に向かって放たれる。しかしパチンと指が鳴る音と共に世界が止まる。
「当たれば死にそうな攻撃だな……でも当たれなければ無意味だ」
ゆっくりと水流を避けるように動く時針、そのまま水野里香の近くまで近寄ると、膝をついてかがむのだった。
そしてそのままスカートへと両手を伸ばしていく、次の瞬間にはスカートの中に手を入れ始める。
スカートの中を手探りしている時針は何秒か目を閉じて作業するが、両手を下げるとパンティーをずり下げる。
「ふー……」
一息ついた時針はそのまま水野里香からパンティーを脱がせると、パンティーを片手に持ちながら後ろに下がってパチンと指を鳴らす。
次の瞬間世界の時間は動き出し、水野里香も攻撃が避けられたことを即座に気づく。
「キャーーー! なんてことするんですか!」
それと同時に自分のパンティーが奪われたことを察した水野里香は、顔を赤らめてスカートを手で抑える。
羞恥に悶える水野里香の顔を満足そうに見ている時針は、パンティーを指にかけてクルクル回しながら戦利品を見せつける。
「さあどうする、このままこれを何処かに投げ捨てても良いんだが……」
「や、止めなさい! 何が目的なんです!」
「目的ぃ? 決まっているそういう羞恥の表情が見たいだけだ!」
時針の発言を聞いた水野里香は、変質者を見るような目で時針を睨みつけるのだった。
「さて最終ゲームといこうか」
時針はパチンと指を鳴らすと時間を止める。それと同時に水野里香の制服から学生証を抜き取ると、彼女の教室を確認する。
そのまま時の止まった教室を一人歩くと、他の生徒には目もくれず水野里香の教室を訪れる。
そして水野里香のかばんを見つけると、その中に奪ったブラジャーとパンティーを見つからないように入れるのだった。
奪った下着をしまい込んだ時針は急いで水野里香の元に戻ると、先程立っていた場所にもう一度立って指を鳴らすのだった。
「何ですかゲームって!?」
「君の教室のかばんに先程奪った下着を入れさしてもらった。後は君が誰にも気づかれずに教室に戻れるかだ」
「っく……ですがここで貴方を倒せば……」
「他の誰かに下着を見られるかもしれないぞ?」
「お、覚えてなさい!」
水野里香は悔しそうな顔をしながらも時針に背を向けて、スカートがめくらないように気をつけながらその場を後にするのだった。
スカートを抑えながら走っていく水野里香の姿を見ながら時針は、下着を脱がせたまま美少女を校舎で歩かせるという事実に興奮が収まることはなかった。
誰もいなくなった中庭を時針はゆっくりと歩いて教室に戻ろうとする、水野里香の様子を妄想しながら。
これからも時止時針の戦いは続く、しかし彼は暴力という野蛮な方法ではなく、セクハラのみで戦うのだ!