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幼なじみは一途に絡まった赤い糸をほどく  作者: あさの紅茶


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政宗の後ろ姿に手を振る。


ああ、その後ろ姿さえも格好いい。

ずっと見ていたい。


なんて感情に浸っていると、優也がボソッと呟く。


「小春って相変わらず政宗が好きだよな。」


「……うん。政宗くんを見ると元気が出るんだ。何でだろう?」


「は?そりゃ、……好きだからだろ?」


小春と政宗の一途さにはほとほと優也も呆れていた。一途に想い続けているくせに、どこか違う方向を向いている二人。


「どこの馬の骨かもわからないやつより、政宗なら小春を任せられるんだけど。」


「何それ。」


「俺が結婚するから小春は家を出ていくんだろ。申し訳ないなって思ってさ。」


「何言ってるの。せっかく実里さんがここに住んでくれるのに、私がいたらお邪魔虫じゃないの。」


「俺は全然いいけど。」


「もう、お兄ちゃんは相変わらず過保護なんだから。それ、ケンカのもとになるから絶対実里さんに言っちゃダメだからね。」


「はいはい。」


膨れる小春に、優也は苦笑いした。

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