表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
78/120

78

「ところで、昨日のこと覚えてないんだよね?」


「うん、全然覚えてない。ご飯が美味しかったのは覚えてるけど。」


「そっか、小春はお酒飲まない方がいいかもね。食前酒だけでこれじゃ危なくて仕方ないよ。」


政宗の口調は優しいものの、この失態は小春を落ち込ませるには十分だった。ガクッと項垂れ、恐る恐る聞く。


「うう、面目ないデス。私政宗くんに何か変なこと言った?」


───政宗くんだぁーい好き


政宗の頭の中で何度も反芻される小春の言葉。

可愛くて今すぐにでも自分のものにしたいくらいだ。


じっと見つめながら政宗の答えを待つ小春からふっと目をそらすと、


「うーん、……俺も覚えてないかな。」


ととぼけた返事をした。


「えー何それ、絶対何か隠してる。絶対何か変なこと言っちゃったんだ。そうでしょ?もー、やだー。」


青ざめながら頭を抱える小春は必死に昨日のことを思い出そうとするも、やはり何も思い出せなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ