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「いらっしゃいませ、政宗くん。」


今日も来てくれたことに胸を弾ませる。

が、政宗は航成が去って行った方を見つめていた。


「……どうしたの?」


「……今のは?」


「うん?同級生だよ。」


「ずいぶん親しいんだね。」


「そうかな?まあ、仲はいい方だと思うけど。」


そう言う小春の頬はピンクに染まったままで、政宗は自分でもよくわからない気持ちに襲われていた。


小春だって学生なんだから、仲の良い男友達くらいいるだろう。頬を染めているから何だというのだ。もう二十歳なんだから、好きな人くらいできて当然だ。彼氏だっているかもしれない。


そう考えて、もしかしてこれは嫉妬なのではないかと気付いた。そしてすぐに否定する。小春が自分以外の男と親しげに話をしている。それが何だというのだ。悪いことじゃない、むしろ社交的で良いことじゃないか。

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