正体。
相変わらず、美樹と私は、園部のアパートにイビリたっていた。
ある日、美樹が私にこういった。『園部から就職先紹介してくれるって言われてるんだよね。』底で私も安易な答えをしてしまった。『私も美樹と一緒に働きたいから紹介してもらおうよ。』この言葉から、園部の罠に掛かり始める。
私はバイトのオモチャ屋を辞め、仕事紹介を待った。その間も園部のアパートにイビリたった。
ある日、園部のアパートに言ったら本人不在。
本人不在なのを良いことに、窓から侵入。
そこで、マックを食べ、脱走。
その時窓の止め金を壊してしまった。
これが後に大惨事となる。園部はのらりくらりしていて中々仕事を紹介せず、私は園部と遊ばなくなった。その間も美樹は、園部と逢っており、窓の止め金を壊してしまった事を白状してしまうのだ。
バカな女だそんな証拠どこにもないのだからシラを切れば済むことなのに、話してしまい金を巻き上げられた。
私と美樹は怪しいと思い、警察に駆け込んだ。
話を聞いて見ると、何と生活保護を受けていると言うではないか!
詐欺師であった!
私たちは、それを聞き、園部を追跡する事にした。それからの正体を知られた園部は、逃げまくった! アパートは、引っ越したり、携帯は出なかったり、逃げても私たちの追跡は続いたのだ。
しかも訳が解らないのだが園部は、足を骨折した事もあった。
多分以前にも、詐欺を働いていたのであろう。
イイキミである。