花火大会。
私が二十歳の花火大会。 季節は夏。
たまたま美樹に電話をしたらこれから花火大会に行かないかと言うお声が……。夜遊びに美樹と私で出た。待ち受けていたのは、美樹の男友達三人。
当時二十四歳の悟樹と、美樹と同い年の安行、雅史。三人に合流を果たした時は既に遅し、花火は終わっていた。
何故だか解らないが悟樹は、私を気に入ったらしく、その後も、電話や遊びに誘われた。
悟樹は、不細工ではないが他の美樹の友達にも同じように、モーション掛けていた。
だから私も断り続けていたのだ。
悟樹をハブにして他の男二人と遊ぶ事が増えた。
飲みに行ったり、カラオケ行ったりして楽しくすごしていたが知らない間に遊ばなくなっといった。
そうこうしている内に、冬が来て遊び歩いてナンパされた。
そこで知り合ったのが……。
ヨシナリとカズヤ。
ナンパ去れた日に意気投合。 カラオケ言ったり、飲みに言っていた。
美樹は、自分がデブなのを気にしてるのかすぐ人を前に出す癖がある。
お店に入るときも『先行って』とか、『前に出て』とか言う。
美樹は自意識過剰すぎだ。すっげぇ可愛くて、メッチャスタイル良ければ周りは見るかもしれない。
だが美樹はデブである。 いくら顔が可愛いとしても皆の注目を浴びる事はない。
男に対してもそうだ。
美樹はすぐ好きな人をつくる。花火大会で出会った安行。ナンパ去れた、カズヤ。どれをとってもすぐ好きになり、次へ行っている。
真面目に恋をしないのだろうか?
丸で小学生みたいだ。