#1 「貴方は何を考えているのか?」
「お前は一体、何を考えてるんだ…?」
僕に理解出来ないことはないはずなのに、
彼女の行動だけは、僕の頭脳にエラーを引き起こす。
わからない…!彼女の考えていることが…!!
いつものように家を出て学校へ向かう。
僕は天野颯天。全国有数の進学校である、櫻舞高校に通っている。そんな高校のテストだが、僕はいつも100点で誰にも負けたことがない。言うまでもないが、学校一の天才である。
そんな僕には誰にも話してない隠し事がある。それは…、
「「きゃー♪颯天くーん♡」」
校門に待機していた大勢の女子が一斉に僕に叫んでくる。
「だからいつもいつも校門で待機するのはやめろと言っているだろ、もうやめてくれ。僕は「必要最低限」にしか、人と話したくないんだ。」
そう、僕は人に興味がない。だから群がって自分の前に来られたりされるとウザいのだ。
でも、この学校に一人だけ、僕が興味を持った人物がいる。それは…、
「あーキモっ、こんな男子見るだけで不幸になるわww」
「はぁ!?なんで僕が悪いみたいな言い方されなきゃいけないんだよ!!?」
「嘘嘘wおはよう、颯天」
この女子の名前は柊 優璃。可憐で清楚な風貌とは裏腹に僕に嫌がらせをしてくる、唯一デレずに僕に突っかかってくる女子だ。
そして、僕の小学生来の幼馴染でもある。
そう、僕は何故かこの女子に興味を持ってしまっている…!
「じゃ、また教室で!」
そう言って優璃は僕のもとから去っていった。
そして、4時間の授業をこなして昼休みの時間になった。
すると僕の机に向かって優璃がやってくる…。
(何故来る…!?何か僕にいたずらでもするのか…!?)
「あ、あのさ…」
優璃は僕にだけ聞こえるような声で僕に呟く。
「昼ご飯、2人で食べない…?」
「…え?」
僕は思考停止した。あの、イタズラ好きな優璃が、こんな言葉言うわけない…。
昔の優璃は、こんな感じだったのである…。
『ねぇねぇ、颯天くん。』
『どうしたの?優璃ちゃん。』
『私と、付き合ってみない…?』
『ふぇっ!?』
僕は驚きで変な声を出す。
『嘘だよーw反応可愛いw』
『もぉぉ!優璃ぃ…!』
『ごめんごめんw』
僕はそんな昔の優璃のことを思い出し、こう予測して言う。
「また、昔のようにからかってるんだろ?wもう騙されないぞ…?w」
いい返答なんじゃないかと勝手に満足していると…、
「え…?そういうのじゃ…、」
「ん?違うのか?」
じゃあ一体なんなんだろうと考えていたが、
「も、もういい!鈍感すぎなのよバカキモ男!」
「バカは違うだろ!!」
いやよく考えたらキモくもないが!
というか鈍感ってどういうことだ…?この僕がわからないことがまだあるというのか…?
その一方、優璃は…
「バカバカ…。あの男なんで気づかないのよ…!もうほんとに…」
——「「わからない…。あの 「男」・「女」 は一体何を考えている…?」」
そう今日もまた 僕・私 は疑問を増やし、時間は過ぎていった。
【あとがき】
どうも、Matchaです!
こういう天才鈍感男(?)とヒロインの掛け合いって面白いですよね!(?)
好評だったので連載化します!!
次の話でもよろしくね〜!




