表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ストーカー竜娘と復讐鬼の王子様 〜今、あなたの後ろにいるの〜  作者: 逢月 悠希
第2章『黙した傷の在処、語らぬ想い』
40/94

19.ストーカーが兄に憑いてる件-3


177:名無しのお友達

牛カルビ


178:名無しのお友達

いくら


179:名無しのお友達

お前ら贅沢すぎんよ。

おかか


180:名無しのお友達

シーマヨ


181:オタオタ

黙って塩おにぎり希望。


……良いニュースと悪いニュース、どっちから聞きたい?


182:名無しのお友達

生クリーム……って、オタオタお帰り!


183:名無しのお友達

>>182

生クリーム!?!?


184:名無しのお友達

>>181

とりあえず、良いニュースから頼む。

生クリームは……とりあえず、気になるけど放置で。


185:名無しのお友達

味覚狂ってるとは言われるけど、美味しいよ。

そうだな、俺らも覚悟を決めたい。良いニュースからで。


186:名無しのお友達

>>185

生クリームはステイ。味音痴板行ってこい。

オタオタ、良いニュースを。


187:オタオタ

分かった。生クリームさんには、とりあえず触れないでおくよ。

良いニュースは、兄の近くにいるのは『この世に存在する生身の人間だった』ってこと。

生きてるってさ。ここでは仮に、Rちゃんって呼ぶ。


188:名無しの友人

おっ……じゃあ、イマジナリーフレンドでも降霊術でもない、と????


189:名無しの友人

良かったじゃん!

いやもう、安心した……!


190:名無しの友人

辛い目にあった奴が、心まで壊すってもう辛すぎるからな。


191:名無しの友人

まてまておまいら!!

まだ『悪いニュース』があるぞ!!


192:名無しの友人

>>191


193:名無しの友人

>>191


194:名無しの友人

>>191


195:名無しの友人

>>191


196:名無しの友人

>>191


197:オタオタ

【悲報】Rちゃん、兄のストーカーだった。


198:名無しの友人

>>197

ファーwwwwwwwwwwwwwwwwwww


199:名無しの友人

>>197

えっ? はっ???


200:名無しの友人

200ゲト

何が起こったし……


201:名無しの友人

>>200

おめ

生身の人間だから良いって話じゃなかったな……


202:名無しの友人

想定外の方向に落ちてくれたから、俺らみんな複雑骨折だわ!!!!


203:オタオタ

なんか……ごめん


でもね、怖いのはここからだよ。

ストーカー、いるっちゃいるんだ。でも、どこにいるのか分かんねぇんだ。


204:名無しの友人

>>203

せやった、『姿も見えないし聞こえない』ってのが本題だったわ……


205:名無しの友人

どこにいるのか分かんないのに、本当にいるって分かったのか?


206:オタオタ

>>205

オレもそれ疑ったよ。

でも、Rちゃんは精神感応(テレパシー)の送信はできないけど受信はできる残念体質の兄に一方的に思念送って話しかけてるみたいだし、何よりオレも兄も使えない念動(テレキネシス)を使って、本棚の本を動かしたり、電気を消したりしてみせたんだ。


あの部屋には……何か、いるんだよ……!


207:名無しの友人

ポルターガイストかな……。


208:名無しの友人

この場合、ポルターガイストの方がまだ怖くない気がする不思議。


209:名無しの友人

怖がられないポルターガイストパイセンワロスwwwwww


210:オタオタ

何よりね、おかしいんだ。兄は、おかしいんだ。

そのストーカーを、冗談抜きでペットみたいに可愛がっちゃってる。


ペットで……間違いなかった、可能性が……。


211:名無しの友人

>>210

お前の兄結局手遅れかよ!!!!!!


212:名無しの友人

どのみち、正気では無いな……


213:オタオタ

「見つけられないの?」って聞いたんだけど、魔術が得意な人に探させても発見できないらしいんだ。

でも、いるんだ……化物クラスの魔術師ストーカーが……!!

そんな強者憑いてんのに、なんで兄は正気なんだよ……!!!!!!!


214:名無しの友人

あかん、オタオタも正気を失いつつある!!!


215:名無しの友人

もちつけ、おまえの兄は正気じゃない。

何か、分からんこともないけどな。


216:名無しの友人

>>215

分かんねーよ!!


217:名無しの友人

>>215

いやいや、分かるかよ……四六時中後ろに何かいるんだぞ、こえーよ……。


218:215

だって、兄、いじめられっ子だったんだろ?

それも、昔は周りに人いっぱいいたのに、急にいじめられっ子になったパターンだろ?

それならさ、ストーカーされるくらい愛が重い方が、安心できるんだろ。

絶対、自分から離れていかないって。


219:名無しの友人

>>218


220:名無しの友人

>>218


221:名無しの友人

>>218


222:名無しの友人

>>218


223:名無しの友人

>>218


224:名無しの友人

>>218


225:オタオタ

215さんが正解、なんだろな。

兄は、絶対に心の拠り所を無意識に探してたはずだから。

オレが頼りないばかりに、申し訳ないな……。


226:名無しの友人

いやいや、オタオタは悪くねーだろ。


227:名無しの友人

オタオタは、悪くない。


228:名無しの友人

むしろ、ものすっごい寂しがり屋なんだな、お兄さん。


229:オタオタ

ありがとう。


とりあえず、Rちゃんの服買ってくる。


230:名無しの友人

>>229

おいwwwwww

おいwwwwwwwwwww


231:名無しの友人

あかん、オタオタも壊れた……


232:名無しの友人

てか、ストーカー用の服を妹(?)に頼んだのかよ、兄よ……


233:名無しの友人

多分、そこにいるだけでそんな害の無いストーカー、なんだろうなぁ……害が無いから、兄も縋っちゃったんだろうしな。


234:名無しの友人

騙されてなければ良いが……って、いかん。

良いストーカーだとしても、ストーカーはダメだろう!?!?


235:オタオタ

とりあえず、これ以上兄がおかしくならないように気をつける。

オレに何ができるんだろ、とは思うけど……。


ありがとう。オレの話はひとまず、これで終わり。

勇気づけてもらえて、本当に助かりました。

後は、好きに使ってくれるとうれしいかな。

500上限で立てたとはいえ、半分位あまっちゃった。


236:名無しの友人

まあ、スピード解決したしな……いや、何も解決してないけどな……。


237:名無しの友人

兄貴が手に負えなくなったら、またおいで。

相談くらいには、乗るから。スレチな気がするけど。


238:名無しの友人

これwwwwwwwwwww

何板だよwwwwwwwwwwwwwwwww


239:名無しの友人

家族? 修羅場? やっぱりオカ板?


240:名無しの友人

どこに行くにしても、次は

【見えません】ストーカーが兄に憑いてる件【どこにいるの】

……でスレ立ててくれ。俺らは分かる。


241:名無しの友人

題名ひでぇwwwwwwwwwwww


まあ、オタオタ、いってら。気をつけてな。


242:オタオタ

wwwwwww

笑いごとで済めば良いなぁ。それならオレも、何も心配しないよ。

みんな、ありがとう。バイバイ。


 〇


 アンジェリアはネット民達に助言を求めたが、何も解決しなかった。

 というより、解決のしようが無かった。これは、無理だろう。仕方がない。


「まあ、でも……良いか、今は」


 掲示板には書かなかったが、ストーカーこと“ロゼッタ”は現在、目が見えていないラザラスの手助けをしてくれているらしい。

 だから実際、急に害と化すストーカーでは無いのだろう……多分。


(ロゼッタの服の好み、私と割と一致してたみたいだし……とにかく、さっと買いに行ってこようかな。

 生活用品なんかも揃えとこうかな、女の子みたいだし……ストーカーだけど)


 どちらにせよ、今現在ラザラスの支えと成りうるのはアンジェリアではなく、ロゼッタだ。


「私が踏み込まないこと。それが、ラズの“救い”なのは、分かってるんだけどね」


 ラザラスはどうしたって、アンジェリアを突き放そうとする。

 一方的に助けようとはしてくるくせに、助けてくれるくせに。

 こちらが伸ばす手を、彼は決して掴んではくれない。


 そして耐え切れない怨嗟の感情に飲まれた結果、ラザラスがあっさりと常人の道から外れてしまった事実を——アンジェリアは、痛いほどに知っている。


 ラザラスは何も、相談してくれなかった。

 たったひとりで、修羅の道を歩んで行ってしまった。


 止めたくても、止められない。

 なんなら理由が理由なだけに、彼の行為を応援してしまう気持ちさえあった。


 そんな自身の非力さを、身勝手さを。

 当時のアンジェリアは、毎晩涙を流すほど、枕に顔を埋めて叫ぶほどに、悔やんだ。嫌った、そして、本気で呪った。


……今でも、自分が許せない。


 だからこそ今回、「服を買いに行って欲しい」と頼られただけ良かったのかもしれないと、アンジェリアは思っていた。

 最初こそ誤魔化されたが、ラザラスは追及すれば正直に自分が置かれている状況を話してくれた。話して良い相手だとは、認識してくれたのだろう。


(ラズは『話さなくてもバレる』とは思ってるだろうけど……それでも、真っ直ぐに話してくれて、嬉しかったな)


 ラザラスが頼ってくれないのなら、声を上げてくれないのならば。

 せめて助けとなる存在になれれば、最後に“彼が帰る場所”のひとつでいられれば、それで良い。


 だから、今は何も言わず、彼が求めることをしてあげよう。


(私は、焦らない。泣かない……今はただ、信じて待つだけだ)


 アンジェリアは必要最低限の荷物を手に取り、家を出た。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ