表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

細雪

作者: イプシロン


  ああ、ああ、降ってくる、降ってくる

  いまだ言葉にならない混沌が降ってくる

  豪雨のように、いや雪のよに

  白い結晶が溶けて身体(からだ)に染み込み


  消えゆきながら結ばれる

  見たこともない(へん)(つくり)があわさって

  律動(リズム)旋律(メロディ)が顕になって

  やがてそれは詩歌になる


  混沌とした沈黙は恐ろしい

  否定の声から詩は生まれない

  だが、混沌とした沈黙は恐ろしい

  それが結ばれるまでの恐怖


  詩の源泉は儚い細雪

  肩に触れては溶ける雪



  English version


     Fine Snow


  Ah, ah, it falls, it falls,

  A chaos yet unnamed descends,

  Like a torrential rain, or snowflakes’ call,

  White crystals seep into the body’s ends.


  As they fade, they intertwine,

  Unseen radicals and components unite,

  Rhythms and melodies align,

  In time, they form poetry's light.


  The chaotic silence is terrifying,

  From voices of denial, no poems arise,

  Yet, this chaos, a fear magnifying,

  Until union conquers, and hope defies.


  The source of poetry is the fleeting fine snow,

  A touch on the shoulder, and it melts to below.

14行ソネット形式。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ