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【詩集】Shangri-La

静かな夜に汽笛が鳴る

作者: 野鶴善明


 こころのなかを

 夜汽車が走る

 透明な悲しみを

 ふりまきながら

 汽笛を鳴らす

 夜汽車が走る


 星空の丘を

 夜汽車が走る

 愛してくれた人の

 面影を残して

 線路が軋む

 夜汽車が走る


  消えそうな想いを

  抱きしめて

  消えてしまわないように

  あたためて

  あなたの思い出があれば

  生きていけるから


  いつか再び

  見える日がくれば

  話せなかったことを

  話したい

  暖炉であたたまりながら

  こころゆくまで

  語らいたい


 こころのなかを

 夜汽車が走る

 夜明けを目指して

 夜汽車が走る

 汽笛を鳴らす

 月が揺れる


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