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岬の水霊

東に向って開いた港は外洋からの微風を受け、細波(さざなみ)が陽光を乱反射させ煌めく。

気温は既に三十度を超えているが、海面を渡る風が体感温度を抑えてくれていた。

観測所の建物から外に張り出した海上テラスでは、ガラス張りの室内を間仕切る作業が進められている。

再び海洋に目線を移すと、パラソルの影に身を潜め胸ポケットに引っ掛けてあったサングラスを耳に刺し、外洋を眺めながら左手のストローを咥える。

レモンライムの香が鼻を通り抜けると冷えた液体が喉を潤し炭酸の刺激が舌の上で踊るのを感じた。

デッキチェアに体重を深く預けると大きく息を吸い、目を閉じてからパラソルの先に見える紺碧の空を仰ぐ。

「たまにはこういうのもいいね~嵐の前の静けさなのか、取り越し苦労の前触れか・・・」

刈谷は呟き、再び外洋に向けた瞳には海上に浮かぶ漁船とは比較にならない巨大な船影が映し出されて来た。

船首に4317の艦番号が表示された多用途支援型特別護衛艦の「安房」が港湾入り口の沖防波堤の先に陣取ったのを確認して立ち上がる。

「護衛艦の中では小さいほうとはいえ貫禄が違うな~国内外の災害救助時に派遣されて、その度に必要な改良をされているこの国の守護神みたいな存在だからな。大きくない分ここみたいな港にも入って来れる。正に『質実剛健』って感じだし、潜水艦との水中通話機能もあるから今回はセットで来てくれている。この下に最新型の『わたつみ』もいるのか・・・この仕事して来て一番嬉しいな。特事対応じゃなかったらこんなコラボあり得ない。たまには上層部に感謝しないと。何も起こらなかった時の始末書は出来てるし、こっちも楽しませて貰おう。しかし、佐々木君の発想は凄いな・・・楓さんが誘導してたりするのかな。ま、いずれにしろ最高な布陣だ。これだけの部隊を本当に指揮していいのかな・・・」

刈谷が一人ではしゃいでいるところ、後ろから声を掛けられた。

「静岡県警の監理官の方でいらっしゃいますか?」

振り返ると半袖の白衣姿の老人が白い長靴を履き前掛けを付けた中年男性を連れて立っていた。刈谷は手に持っていたカップをデッキチェアのサイドテーブルに置き身分証明書を掲示し敬礼する。

「はい。静岡県警の監理をしています。刈谷と申します。」

「初めまして。ここの所長を務めております小佐田(こさだ)と申します。こちらは漁協の組合長さんで三元(みつもと)さんです。私は本社から事情を聞いていますが漁協への説明はまだのようでしたのでお連れしました。一応、県の港湾管理事務所から操業には影響しない旨は連絡ありましたが、あれが調査用の船ですか?護衛艦が入港するとは聞いていませんから動揺している漁師さんもいるようですよ。」

身分証を仕舞うと、改めて姿勢を整えて深く頭を下げる。

「ご挨拶が逆になってしまい申し訳ありません。準備が整い、人員の把握が出来てからご挨拶しようと思っていました。施設の利用についてもご理解、ご協力頂き感謝の言葉もありません。昨日起こった嵐についての海洋調査の為に国防省との合同調査を行います。護衛艦は入港しない事を前提にしておりますので海自の担当者との打ち合わせ後に改めてご相談させてください。」

刈谷の弁明を聞いた三元が笑い出す。

「内容が無茶苦茶ですよ。だいたい昨日の嵐の原因調査に気象庁のお役人ならまだしも何で警察と国防省が出て来るんですか。漁師の私でも分かりますよ。あの嵐の前に起きた死亡事故とかに関係があるんでしょ。こんな権限持っているのは特殊事例対策本部でしたっけ、常識とかけ離れた事件の担当がやるんでしょ。一週間前から起きている変死体の事件もお化けとかに関係する事だったんですか?」

三元の話しに刈谷は次の言葉を直ぐに浮かべることが出来なかった。

その表情を見て三元が笑いながら続ける。

「前の担当官、監理官でしたっけ、確か畠山さんと仰っていたと記憶するんですがね、ここ代縺でもちょっとした怪奇事件があって解決して貰ったんですよ。その時にも海保や地元の交番じゃ相手もしてくれなかった事件に県庁の人と一緒に来た霊能者みたいな人・・・普通の主婦みたいだったな。その人達で霊を鎮めてくれたんです。実際に原因の究明とその解決をこの目で見ましたから私は肯定的なんですが、若いもんや頭の固い奴等は反発しかねないんで事前に相談しておきたいと思いましてね。」

話しを聞きながら刈谷は前任者の報告資料を思い起こす。



五年前


桜が散り、海水温が15℃を上回る日が続き始めた頃の事だった。

代縺海岸周辺海域での操船ミスによるものと思われる船舶の衝突事故が相次いで発生した。


第三管区下田海上保安部が原因究明と再発防止に努めるが、その後も同様の事故が続き、死者こそ出なかったものの重傷者多数により代縺漁協の漁師や釣舟屋、遊覧船運営会社にも深刻なダメージが出る。

入院患者や退院後の患者にも事後の後遺症として幻覚や幻聴を訴える者が出た為、特殊事例として静岡県庁県民生活安心保全課の矢野が協力要請を県警本部の特殊事例対策本部へ出し、当時の監理官であった畠山が担当したのだった。

報告書に記載されている共通事例は、昼夜関係なく晴天の中、突然霧が立ち込みレーダーや通信機が全て効かなくなり、女の声が聞こえるとその後の記憶が無くなり座礁や衝突事故に遭うという内容だった。

事態の状況報告が整うと、畠山は沼津市在住の主婦、辻井陽子(つじいはるこ)に協力を要請した。

事故の多くは代縺港を出て北側の海岸から諏佐(すさ)之崎の先端部、荒魚之鼻(あらうおのはな)と呼ばれる大岩周辺の岩礁地帯から湾状に広がる磯場と、そこから沖に向っての海域で起きていた。

この周辺は海底の変化もあり潮廻りも良く、岬の断崖から流れ落ちる滝によってミネラルが攪拌(かくはん)され、荒魚之鼻から先が急に深くなり深海からの冷えた水が流れ込んで来る為、甲殻類や海藻が増えやすく魚種も豊富で漁場として理想的であり、代縺港から回遊して来る青魚の群れも入り易いので釣り客からも人気のエリアになっていた。

当初は岬の先端にぶつかる海流が代縺港と岩礁帯に分かれ離岸流が不規則に発生した為に操船が狂い座礁や転覆の原因とされ、距離を置かなかった為に隣り合う船と接触し次なる事故を引き起こしたと考察されたが、長年漁場として大切に保護し、現場海域を誰よりも知る船長達からの反論を受け結論には達しなかった。


畠山に連れられた辻井が現地に着くと原因は海ではなく岬にあると言う。


諏佐之崎は海から切り立った諏佐ヶ(すさがだけ)と呼ばれる断崖の山と、それに連なる大岩の荒魚之鼻があり、峰の北側には須佐之原海岸が広がる。陸路は国道から遊歩道を入り諏佐ヶ岳頂上を抜け展望デッキのある崖上までのルートはあるが海面までは断崖を下りなければならず、代縺港から代縺海岸の磯場で歩ける場所は150メートル程度しかなく、岩礁帯での磯釣り客も船でのアクセスとなった。

一度岬全域を見回す目的で漁協に協力を仰ぎ、案内人として当時常任理事であり、指導部長でもあった三元が船を出す事になった。

須佐之原海岸側には事故の報告が無かったので代縺側の岸を目指す。

海上から諏佐ヶ岳を見た辻井が岬先端から陸地側、一筋の滝が落ちる荒磯の洞窟付近を指差した。

波の浸食と風雨による窪みが長い年月をかけて洞窟状に深く抉られた場所が点在し、潮流が激しく岩礁を叩き白い泡を巻き上げている。

船が近付く事も出来ない為、磯釣り場としている岩場に着岸する。

岩場には所々に根があり喫水が安定せず、係留は出来ないと判断した三元が同行して来た漁協職員に船を預け上陸する事になった。

安全対策でヘルメットとグローブ、救命具を装着して畠山を先頭に辻井と矢野、三元が磯場から洞窟を目指す事となった。

船が着岸した岩場から辻井が指差した洞窟までは約300メートルだが、歩行可能な岩を探しながら高低差の激しい岩礁を乗り越えての進行は難航し、二か所ある滝を回避するので中々距離が詰まらない。

一つ目の滝は回避出来たがもう一つは直接海面に落ちる滝裏を通り水飛沫を浴びながら歩く事になった。

あと30メートルという処で辻井に異変が起こった。

頭を押さえて(うずくま)る辻井を畠山と矢野で波が掛からない岩場へ運び様子を見る。

暫くすると呼吸を整えた辻井が状況を伝える。

彼女はこれ以上進む事が出来ないと訴え、洞窟内に女性の遺体がある筈だと畠山に伝える。

辻井の介抱に矢野が残り、畠山と三元が洞窟へ進む。


洞窟に近付くにつれ異臭が鼻孔を直撃した。三元は漁港での腐乱した魚のようなアンモニア臭とアミノ酸の分解時に発生する生き物が朽ちて行く時の臭いだと感じながら前を歩く畠山に付いて行く。

洞窟の前まで歩いた時に『それ』は現れた。

真っ黒い塊が上空へ広がると更に腐臭が漂い、目が霞み胃から熱い液体がこみ上げる。

飛散した黒い塊がおびただしい数の蠅だと分かり声を上げると畠山が振り向く。

畠山もハンカチで口と鼻を右手で覆いながら左手を顔の前で振り続けていた。

明かりが届かない洞窟内に天井に向って突き出た岩があり、その壁側に衣服らしきぼろ布と黒い髪の毛がこちらからは見える。

畠山がもう一歩前に出るとぼろ布の隙間から淡い褐色のフナムシが一斉に岩陰や洞窟内の窪みに走り去っていく。

三元は限界を感じ元来た岩場へ走り嘔吐を繰り返す。胃の中が無くなる迄吐き出すと、呼吸が乱れ鼻から空気を吸い、また嘔吐する。

後ろから畠山が声を掛け、辻井が介抱されている岩場へ戻った。


畠山の指示により県警が押し寄せ、遺体の回収と本人の特定がされる。

二週間前に行方不明として届が出されていた熱川の高校生である事が衣服の特徴とDNA鑑定により判明した。

死因は自殺と他殺の両方で捜査され捜査本部が熱川署に設置されたが、意外な事に犯人は直ぐに断定できた。

同じ熱川に住む二十歳の会社員に逮捕状が出され、本人の自白によりこの事件は殺人事件として解決した。


事件は解決した筈だった・・・


被害者の少女が遺族に返され悲しみと憤りの中にも荼毘に付され、遺体発見現場にも漁協を中心に遺族も参加しての供養が施された。

捜査本部は解散し、犯人が逮捕拘留を経て起訴の準備に入っていた頃・・・

操業中の釣舟の転覆事故が発生してしまう。

慰霊の供養をした後でもあり漁協も港湾関係者達も安心していた中での事故だった。

早朝出港した釣舟が諏佐之崎付近に停泊し竿を出していた所で霧が立ち込めると突然海面が隆起し横転したというのである。

近くにいた別の釣舟と漁船が救助に当たり船長をはじめ釣り客達は全員無事ではあったが、救助した船の人間達は霧も隆起したという海面も見えなかったと証言した。

報告を受けた畠山は再び辻井と共に代縺港に向かう。

三元の船に乗り須佐之崎に向ったが、代縺の海には風もなく凪の水面には航跡だけが白い波を立てていた。

遺体発見現場の洞窟にも海面、海中にも原因らしき痕跡は見当たらないと辻井は語る。

止むを得ず港へ引き返そうとした矢先、突然霧が立ち込み計器類が全て停止してしまう。

腕を伸ばすと手首が見えない程の濃霧の中から若い女の声が響く。

三元は慌ててエンジンをかけ直そうとするが一向に作動しない。

凪だった筈の海面が荒れ、舵の効かない漁船は左右に揺れ回転し始めた。

辻井が三元に叫ぶと霧が晴れ、船は真っ直ぐ岩礁に向っている事に誰もが気付く。

正常に作動している船を確認出来た三元が舵を取り、座礁を回避すると船首を沖に向けて進航した。

荒魚之鼻付近まで全速で航行して来た三元は畠山に促されて船を止めた。

畠山は辻井に説明を求める。

辻井は霧も船の異常も全て幻覚であったと語る。

エンジンも計器も正常であった。

幻覚を見せられた三元達がパニックになり船を蛇行させていたのだと言う。

そして、その幻覚を見せていた存在の位置が分かったから港へ戻ろうという事になった。


帰港し、漁協の会議室に入る。

辻井は須佐之崎の詳細な地図を要求し、三元が事務所から五千分の一の縮尺地図を持って来た。

岬への進入路は須佐之原海岸と代縺港の入口のほぼ中間点にある。須佐之崎自然公園入口から遊歩道を通り諏佐ヶ岳山頂を抜け、荒魚之鼻の尾根にあたる展望デッキまでが歩行可能であった。

辻井は三元達が幻覚に会い異常行動をし始めた海上のポイントを指差す。

そのポイントから北東へ指を這わせ、展望デッキからの尾根伝いを注意深く探った。

辻井の指が止まる。

地図には、一つの巨大な岩とされる荒魚之鼻と須佐之崎との付け根に一般の進入を禁止する階段があった。

畠山はこの位置に何があるのかを三元に聞くと、小さな祠があるだけとの答えが返って来た。

荒魚之鼻には大昔から漁民が祀る祠が幾つかあり、岩盤を削って歩けるようになっている通路があるが、段があるだけの岸壁は危険な為、六年に一度行われる『大漁祈願祭』以外には人は入れない様になっていると言う。その『大漁祈願祭』も昨年執り行われ、滑落して怪我を負った人間が二人出てしまったと続けた。

辻井は指差した階段付近にある祠に丸い石が無いか尋ねた。

三元は祭祀を行う代縺神社に問い合わせると、来歴は不明だが辻井の言う通り祠の中には石が奉納されているという事だが数年間は開けた事が無いという答えだった。

辻井はこの祠に答えがあると言い、徒歩で向う事となった。

既に陽が傾きかけた為、翌日に調査する事となり消防団員でもある漁協の若者二人と代縺神社の神主が加わり畠山と矢野、三元が辻井に同行する事となった。


翌日


国道沿いの歩道から須佐之崎自然公園に入り遊歩道を歩く事四十分。荒魚之鼻を見下ろす展望デッキに到着する。

神域の荒魚之鼻への門があり神主が施錠を解く。一同に禊払いの祝詞をあげ門を開くと、岩盤を削っただけの急な階段が目の前にある。一段一段探りながら下りると代縺海岸を見下ろせる平場があり、階段の裏手に人の手で刳り貫かれたであろう窪みの中に木製の古びた祠があった。

神主は再び祝詞を奏上すると扉を開けるが、中を見て表情が強張る。

畠山が尋ねると神主は振り向き、逆に辻井に知っていたのかを尋ねた。

畠山は神主に変わり中を覗くとソフトボールほどの丸い石があり、黒く変色した苔の様な物が網目に纏わりつき脈打つように仄赤く発光していた。

辻井はこの岬で殺人が起こり穢れによって一時岬から『神』が離れてしまったのだと言う。

そして、無念の中彷徨った少女の魂と、憐れんだこの海の水霊が融合し殺害した犯人の男を探し続けて事故を引き起こしたのだと推察した。

そして融合した霊体がこの石に何らかの影響を及ぼし発光しているのだと続けた。

神主は自分の手には負えないと言い、辻井がこの御神体と対話しても良いかを尋ねるとそのまま快諾する。

辻井は畠山にも了解を取ると祠に正対する。

三元は、テレビの除霊の様に祈祷や印を結ぶ姿を思い浮かべたが何も起こらなかった。

暫くすると辻井は祠の中に手を入れ、御神体でもある石を取り出すと網目状の苔を取り除く。その手に乗った石は普通の白い御影石だった。

再び祠に石を戻すと神主に終わりを告げ、扉を閉めた。

呆気に捕らわれた一同は、辻井に促され帰路につく。

辻井の説明によると、犯人は殺害された少女以外にも関係を持った女性が数人いてそれぞれ暴力的な支配と屈辱的行為に及び、最年少であった少女が弄ばれた挙句にあの洞窟に運ばれ殺されたのだと言う。その無念さに共感をしたのかは分からないが水霊達が彼女の魂を昇華させずに水面に留めてしまったという事だった。

あの祠は太古からこの代縺海岸の守護をする為に祀られていたので水霊の行いを制御しようとしたが逆に呑み込まれ、怨念が増幅してしまっていた。

辻井がその霊と御神体を分離したので力は治まったが、少女の魂は水霊と共に深海へ引き込まれてしまったと最後に呟いた。

ただ、少女は水霊と一緒に居る事に心地好ささえ感じ決して悲しんではいないと続けた。


その後事故は起こらなくなり事件は記憶から消えて行ったが、この特殊事例の事件解決とされる四月二十三日に三元達は秘かに少女への鎮魂を込め花束を海に捧げるようになった。報告書はそう締め括られていた。



「その報告書は読みました。そうすると今年は『大漁祈願祭』の年ですね。自分は畠山とは同期で、神奈川から移動して来ました。それでは組合長さんはこの手の事件には少し免疫がおありですね。嵐と本件・・・と言ってもどこまでがどうなのかも含めての事案になりますが、繋がりはこれから解明する予定です。昨日の嵐の中で大島とこの伊豆海岸の間において大型の海洋生物群と思われる影が探知されました。それで、国防省と我々が共同で因果関係を調査する事となったのです。」

刈谷の話しを聞いて三元は応える。

「今朝、うちの職員で須佐之原海岸の直営店を仕切っている者が言っていたんですけど、信じられないくらい大きな白鯨と鯱の群れが沖合に現れたのを大勢が目撃したって事でした。写真を撮ったけどみんなぼやけてしまって、終いには消えたって不思議がっていたんです。」

刈谷は頷いて三元に笑いかける。

「そういうのが自分の管轄なんです。海自の担当者とミーティング出来次第ご報告に伺いますので宜しくお願い致します。」

刈谷は親しみを込めて敬礼すると三元も笑いながら敬礼のふりをして小佐田所長と共に浮桟橋へ向かって歩いて行った。


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