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再会

「あのさあ、本当に興業させられるわよ。だいたい、何で神具を預かっている宮司さんが箱の中身知らないのよ~しかも八着あるっておかしいでしょ。ああ、ユッキーの分と・・・どこかに楓さんいるんじゃないの?」

月読神社で宮司一家と氏子長に見送られ、信号を右折して国道に入ると雫が不満を口にした。


宮司の指示により木箱を開けると誰もが想像した武器の類では無く、綺麗に折畳まれた緋袴と白衣がそれぞれ八着と二つの弓掛が収納されていた。

木箱は神社に代々引き継がれ封印がされていたので誰も中を見た事が無かったのだった。

「今朝、楓様から雫さん達にこれを引き渡すようご指示頂き、急遽探し出してお渡しする為の御祈祷を行っていました。成程、流石は楓様。皆様への仕度用にこれをお渡しせよと言う事なんですな。貴島さん来年の例祭は盛大に行いましょう。」

宮司の松宮と氏子長の貴島は笑い合っていたのだった。

取り繕いの挨拶を麗香が済ませ、浅井と風丘が木箱をバスに収納しているところに松宮禰宜が走って駐車場まで来た。

「楓さんから今連絡ありました。この後は国道を進んで伊豆市にある長野山諏訪神社に向うよう言っておられました。」

浅井が調べて風丘がナビをセットする。

全員が乗車すると麗香が再びお礼を述べ神社を後にした。


「どうしたの(シズ)らしくないよ。何で楓さんに張り合おうとしているの?」

雫の不満に麗香が(たしな)める。

「え・・・私って楓さんに張り合おうとしている様に見えるの?あれ?何でだ?」

「知らないよ。質問を質問で返さないの。何かいつもと違うわね~翔君の事が心配なのは分かるけど、あの子達って意外としっかりしているから大丈夫よ。連絡無いんでしょ。(シズ)が言っていたように夏の海を楽しんでいるんじゃない?慎也君も一緒なんでしょ。高二男子が三人も集まったら楽しくやっているわ・・・で、寛美(ロミ)は何しているの?」

トランクルームに木箱を入れる前に一着分の衣装と弓掛を分けた寛美が忍と材質をチェックしていた。

「うん。この装束・・・見た事もない繊維で編まれている。何代も前から封印されていたというのを信じれば化学繊維ではないし、植物性の例えば綿や麻では無い。近いのはシルクなんだけど虫害も無く劣化もしていない。通気性があって軽いけど、ほら・・・水を弾く。」

ペットボトルのキャップに水を入れさらっと白衣に掛けて見せる。

「ちょっと!預かり物に水なんか掛けないでよ・・・って本当ね。フッ素コーティング?」

寛美が白衣に水を掛けると衣の上で細かい水滴となり傾斜に任せて震えながら床に落ちる。

麗香に微笑むと麗香を見詰め首を傾げて呆れた顔で言葉を掛ける。

「昔の物の筈って言ったでしょ。フッ素やシリコンのコーティング剤が出来る前の物よ。シルクは保湿性には優れているけれど水に濡れると膨張して縮んでしまうのに、見ての通りよ。かと言って、絹鳴りみたいな特徴は無い。忍ちゃん。分かる?」

「緋袴も同じ材質ですね。何でしょう、触った時は冷たいのに触れると体温と同じ温度まで直ぐに上がる。ですけど通気性があるから外気温まで直ぐに戻る。でも・・・」

忍は言うとエアコンの噴出口に布を引っ張って近付けると続ける。

「あ、やっぱり。冷気に当たると外側の繊維が狭まって空気を遮断します。何ですかね、こんな素材あり得ますか?」

寛美は微笑んで応える。

「普通の物質、例えば金属は熱くなると膨張して冷えると収縮するよね。その逆の性質は炭素繊維が該当するわ。軽量で保温性が高い特徴としては似ているけど作成年代を考えると、これはそれとも違う。炭素繊維と同じ性能の場合通電性が高い筈だけど、電気伝導率は・・・測定してみないと何とも言えないわね。」

寛美の下に雫が歩き白衣を受け取る。麗香や美鈴達も集まって来た。

「あ、本当だ。プリズム反射して光沢があるし、見た目よりも軽いのね。しなやかなところはシルクの特徴に似ていて肌触りは滑らかでさらっとしているし、吸い付く感じはしないから静電気を帯電し辛いのかな。でも、なんだろうどこか金属的な感じがするな。薄いけど透けてはいないからインナー着ても目立たないね。それにしても楓さんは何で今日、しかも早朝にわざわざ宮司さんに連絡してまで用意させたのかしら・・・今回の件でこれを着る必要があるって事なの?まさか、この期に及んで私で遊んでないよね・・・あれ?忍ちゃん、何か感じない?」

雫が白衣を麗香に渡しながら忍に聞く。

「雫さんも分かりましたか?金属的な感じって仰っていたので気付いたなって思いました。旋律を奏でていますよね。耳に聞こえる衣擦(きぬず)れではなく波動を感じます。やはり普通の装束では無いと思います。」

忍の答えを聞いて雫は美鈴に向って話す。

美鈴(みー)ちゃんしゃもじ出して。」

言われた美鈴はポケットのしゃもじを出す。ヤマネ特有の毬の様に丸まった姿のまま眠気眼のしゃもじに顔を近付けて雫は話しかける。

「ねえ、あんたこれが何か知っているでしょ。箱根に入ってからずうっと幽世でバス守っているのと関係あるよね。」

雫に言われ、元々大きな瞳を左右に動かし、小さな耳をひく突かせながら「チチ」とだけ鳴き身体を反転させて美鈴のポケットへ逃げようとするのを雫が左手で尻尾を摘まみ上げて顔の前へ運ぶ。

「逃げないの。白状したらこれあげるから。言ってごらんよ。」

右のポケットから別れ際に松宮禰宜から分けて貰っていたニジマスの燻製をしゃもじの鼻先に突き付けた。

暫く燻製を見詰めていたしゃもじは「チッチチチッチチ」と鳴くと燻製に手を伸ばす。

雫は手を放し、空いている座席の上にハンカチを開くとラップを解きニジマスの燻製をほぐして置いてあげる。しゃもじは跳びついて燻製を頬張り始めた。

振り返った雫に忍が声を掛ける。

「雫さん、その事も気付いていたんですか?しゃもじは丹沢の山の神ですから他の山に入るので自衛に幽世を張っていたのかと思っていたんですけど・・・凄いですね、楓さんが覚醒を制御しているのに感知出来るなんて。それと、しゃもじ。あなたがスパイだったのね。」

忍は珍しく悪戯っ子の顔でしゃもじを睨む。

「うん。余計な情報が入らない様にはして貰ったんだけどチューニングの仕方は昨日、別れる前に教えてくれたのよ。私も同じに考えていたんだけど・・・まあ、スパイと言うよりは監視役?保護者感覚なのよね。でもさ、せいちゃんもいるのに何から守ろうとしているの。」

「あのう、もしかしてこのヤマネと会話しています?」

由衣が声を掛ける。

「あれ?美鈴(みー)ちゃん、由衣ちゃんにしゃもじの事教えてないの・・・あ~そうか私達は~超能力に例えると伝わり易いかな、所謂(いわゆる)テレパシストなのよ。人や動物、しゃもじは神様なんだけどね、意思を持つ者の気持ちを察する勘が良い人的な感じなの。」

美鈴の表情を見た雫は自身の能力に敢えて言及しなかった事を理解して説明する。

「あのね由衣、(シズ)さんや深山先輩はちょっとだけ特殊なの。隠していた訳では無くてね私もそんなに詳しくは知らないの。(シズ)さんが言っている様に何て言うかな、凄く勘がい・・・」

「凄いですね!知識だけじゃなく超能力まで持っているんですね。他に何か出来る事はあるんですか?私にも教えて下さい。忍さんも出来るんですね。もしかして寛美さんや麗香さんも出来るんですか?」

美鈴が抵触の無いように説明するところを由衣が興奮して前に出る。

由衣の迫力に圧され麗香と寛美は後退りしながら麗香が応える。

「私達はノーマルよ。由衣ちゃんと同じ。ちょっと落ち着こうか。ね。」

尚も興奮状態の由衣を美鈴に任せて麗香が雫に聞く。

「私達にも分かる様に説明して貰えるかな。その、旋律を奏でるっていう処から。」

雫と忍は顔を合わせ「忍ちゃんの方が分かり易く説明出来ると思うな。」と雫が言い、忍が話し出す。

「この装束、繊維については私も知識が無いんです。ただ、触れた瞬間に感じたのは揺らぎ・・・規則正しくリズムを刻む心地よい旋律を奏でている事でした。耳には届かないほのかな演奏と言うと詩的になりますが、寛美さんが水を掛けた時の水滴を見て確信しました。布に落ちた水滴が瞬時に弾けて細かい飛沫になり振動しながら床に落ちましたよね。落ちた水は再び結合して水滴になる。物質の固有振動数の様にも感じますけど、一つの振動だけではなく複数の振動が重奏しています。周波数の異なる繊維を編んでいるのに何故振動が継続されて共振も起こらないのかは謎ですが触れていると心地よいリズムで次第に自分の波長に合って来る感じです。根拠は無いんですけどこの布自体が意思の様な物を持っていると思います。」

忍の説明を聞き、雫から受け取った白衣を触りながら麗香が話す。

「私は感じないけどシルクに似て滑らかで触っていて気持ちいいね。雫が言う様な金属繊維の感触では無いと思うな。でも二人にはそう感じるのね。寛美(ロミ)は?」

麗香が寛美に問いかけるが、寛美は笑顔で首を振った。

「うん。旋律の下りは分かったけど、しゃもじとの会話は?」

忍が雫に手を(かざ)すと雫が微笑んで応える。

「しゃもじは平塚を出た頃から軌跡が分からない様に『幽世(かくりよ)』といって空間を歪めた障壁を作っていたの。理由は忍ちゃんが言ったように他の山に入ったからだと思っていたんだけど、楓さんからの指示で私達を守る為に他の術者には察知されない様にして来たのよ。風丘さんを通じて移動先は本部の涼子さんに伝わっているけど、涼子さんからは暗号で静岡に連絡されているから容易には進路が分からない様になっている筈なの。これは私の考えだけど、昨日の資料に邪神とそれを崇める宗教団は世界中にいていろいろな名で活動しているってあったでしょ。『神は思念を持って人々を支配する。』ともあった。今回の事とリンクするのは明白でしょ。そうなると相手はその邪神だけではなく、その神を崇めている宗教団体も含まれると思うの。宗教団が邪神の復活の為に星辰の変化を起こす儀式が必要と考えている場合、私達はその宗教団にとって邪魔な存在になるのよ。寛美(ロミ)が言っていた下田にある古代の邪神教祭壇も係わっている気がするしね・・・やっぱり楓さんは今回の事件を把握して私達と翔や静岡の人達を駒として配置していると思うな。それでね、この巫女衣装は昔の特殊な神具らしいよ。鎌倉末期から室町時代に神託を受けた人達によって編まれた布を使って何代かに渡って造られた物のうち、最後に残った衣装だってしゃもじは言っている。いずれにしても楓さんがわざわざ遠回りさせてアイテムを収集させているって事はこれから寄って行く神社やもしかしたらお寺とかにもそれぞれ必要な道具を受け取る事になりそうね。取り敢えずこれは護身用の衣装って事かしらね。」

雫は言い終わると忍を見る。笑顔で頷く姿を見て小さく溜息をついた。

「ここから急カーブの下りになります。一応座って下さい。」

運転しながら話を聞いていた風丘が声を掛け、一同は座席に戻る。


暫く急な下り坂を曲がりくねりながら進み三島を越え下田街道へ入る。狩野川を左手に見ながら修善寺を抜けると風景はまばらな住宅と商店に山深い渓谷が映し出されて行った。『天城峠』の表示がちらほらと見えた先に伊豆市役所の青看板が見える。

風丘は左にウインカーを出し市役所の方向へバスを走らせる。ナビは進行方向を指していた。市役所を過ぎ、県道沿いには民家も無くなり無人のバス停だけが見えて来る。山の傾斜側、Y字に分かれる細道があり木製看板で『長野山諏訪神社』とあった。

バスが一台やっと通れる細道の両側には背の高い巨木と笹薮が覆い茂り陽光を遮断する。

何度目かのカーブを越えたところに少し開けた砂利敷の駐車場が見えて来た。

最後の登りを超えると朱い鳥居が見え、神職の男性がにこやかに停車位置を指し示す。

バスを降りると雫達に神職は声を掛けて来た。

「こんな山奥の神社までようこそいらっしゃいました。楓様から伺っております。どうぞこちらです。」

一同は鳥居の前に来て頭を深く下げると、神職の案内に従い細い参道に入る。

「今度は八坂刀売神が主祭神の正真正銘の諏訪神社よね。(シズ)さん、何があると思う?」

美鈴が雫の横に来て話す。

「分からないよ~でもね、諏訪神社って別に珍しくないんだよ。諏訪大社から分祀された神社は全国で五千社くらいあって市町村が約千七百の数だから平均すると一つの市町村には三社くらいの諏訪神社がある事になるのよ。美鈴(みー)ちゃんの町にもあるでしょ。今回神社の主祭神について興味持ってくれたみたいだけど、意外と身近にある神社の神様がどなたなのかってあまり気にしていないよね。受験の時だけ『天神様』にお願いだけしに行ったりするけど、逆に考えたらちょっと失礼な感じでしょ。日本の神様はおおらかな性質を持っていらっしゃるけど普段から感謝してお参りに来る人の方が天恵は受けやすいと思うな。諏訪信仰については掘り下げると色々変わっているから興味あったら今度、時間のある時に話そうか。それにしても楓さんって顔広いわ。電話一本で何でも出来ちゃうのね。」

最初の鳥居から細い参道の階段を昇り詰めると小さな鳥居がある。その先の山頂を見上げるように社殿がありその横に二階建ての社務所らしき建物があった。

雫は建物を見て声を出す。

「本殿が無い。」

雫の呟きに反応して神職がにこやかに応える。

「はい。この神社の御神体は長野山自体なんです。拝殿の先に聳える山頂を拝した古神道の形式を取っています。とは言っても山頂には奥宮がありますので奥宮が本殿となります。今朝、楓様から奥宮にお祀りして来た御神具を神崎雫様にお渡しするよう申し付かり、先程宮司が戻りました。社務所にご用意出来ています。どうぞこちらへ。」

拝殿を眺め、その先に見える山頂に拝礼して社務所へ向かうと細長い桐の木箱を前に年老いた神職が座っていた。

「ようこそ参られました。宮司の奥井と申します。楓様からこの御神具をお渡しするよう言付かりました。この後もお急ぎと聞いております。神崎様はいらっしゃいますか。」

雫が前に歩み寄ると宮司は目を大きく開き頭を下げる。

慌てて雫は宮司の前に座り、頭を下げて礼をする。

「神崎雫です。あの、ご丁寧にありがとうございます。」

頭を下げた宮司は笑顔で応える。

「お姿を拝見出来て光栄です。年甲斐もなく夢を見まして・・・楓様とは親しくされていますか?若い頃、楓様には大変お世話になっていました。何時の日か雫様がお姿をお見えになると仰られていたのがつい昨日の様に感じます・・・あ、申し訳ありません。今の雫様にはあずかり知らない事ですね。お急ぎでしょう。どうぞお受け取り下さい。」

宮司の脈絡のない話しに理解は出来ないが、心に響くものが声を出した。

「・・・忍斗(おしと)・・・永い間御苦労でした・・・」

自分の声に驚き両手を口に当て周りを見る。いつの間にか後ろに座っていた麗香達が不思議そうな顔をして二人のやり取りを静観していた。

小さな嗚咽に気付いて宮司に振り返ると老宮司は涙を流しながら語り出す。

「勿体無いお言葉・・・私はこの日の為に生きて来ました。幼き日、楓様に拾われ・・・現世でも修行に明け暮れた日々・・・ご同行して怪異とまみえた事も今では良い思い出ばかりです。こうしてまた雫様にお会い出来ました。感無量とはまさにこの事です。」

宮司の言葉に雫の心が反響する。


最近は見なくなった白昼夢・・・

槍穂の地を離れ、赤子を連れて伊豆に逃れて来た。

狒狒達から隠れる為に移り住んだ小屋・・・

その小屋の(おんな)(あるじ)は楓と同じ姿だった。

そこにいた老夫婦と幼子・・・

親を亡くしたその子は好くなつき自分を母親と呼んで赤子の世話をしてくれた・・・


「・・・宮司さんは、あの時の・・・」

言いかけて言葉が続かなくなる。

察した宮司は頷き小さな声で「ははさま」と呟いた。

雫は正座のまま両手を膝に付け(うつむ)いて涙を流す。

後ろですすり泣く忍に気付き涙を拭いて笑顔になり、宮司に話し出した。

「ありがとうございます。輪廻転生ってあるんですね。お会い出来て嬉しいです。この件が終わりましたらまた会いに来てもいいですか?」

雫の言葉に老宮司は子供の様な瞳で「はい。何時でもお待ちしております。」と告げた。

雫は振り返り風丘と浅井に木箱を頼むと麗香達に笑顔で声を掛ける。

「さあ!次行ってみよう~」

わざとらしく明るい声で号令をかけた。

案内をした神職が「このまま南下して天城峠を越え、河津の雲龍寺に向かうよう言っておりました。」と告げる。

雫は忍と顔を合わせると返事をする。

木箱の両端を風丘が先頭に浅井と二人で担ぎ、細い参道を歩いて駐車場まで降りる。

雫も駐車場まで降りて参道を振り返ると、後ろから麗香が無言で肩を抱き寛美が微笑んで頷く。

雫はそのまま麗香に寄り掛かり寛美に右手を差し出すと優しく包んでくれたのを感じて空を見上げる。

暫くの間、輝く空に鮮やかな朱い鳥居と小さな神社の屋根の先にある常盤色の山を三人は静かに眺めていた。

忍が出発の準備が整ったと伝えに来ると四人で手を繋ぎバスへ向かう。

木箱は長くトランクルームに入らない為、窓から挿し込んで車内の通路に納まっていた。

駐車場まで見送りに来てくれた宮司に再び挨拶をすると神社を後にしたのだった。


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