表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東京オリンピックボランティアへようこそ  作者: 東京オリンピックボランティア(笑)
1/5

プロローグ

2018年夏某日

担任「俺、ちょっといいか?」


俺「何ですか先生?」


担任「俺は東京オリンピックのボランティアって知ってるか?」


俺「知ってますよ。なんか8万人募集でしたっけ。すごいですよね。」


担任「知っているなら話が早いな。俺、東京オリンピックボランティアに申し込んでくれ。」


俺「えっ!?なんでですか?」


担任「知っての通り8万人集めることは大変だ。だから高校や大学を通じて、今のうちから募集をかけているのさ。」


俺「でもなんで俺なんですか?」


担任「これは先生の予想だが、夏暑い中で長期間のボランティアをするだろう。うちのクラスで、それに耐えられる生徒が俺しか思いつかなかった。」


俺「いやですよ。夏暑い中ボランティアなんて、いくらオリンピックでも嫌です。」


担任「俺、お前は絶対に参加しなければ駄目だ。この学校からボランティアを指定された人数出さないと、私は大変なことになる。お前だって、卒業後に担任がクビになってたら嫌だろう。私の立場も考えてくれ。妻と娘もいるんだ。」


俺「わかりました。じゃあ申し込んできますね。」


今思えばここで断っておけばよかった。

あんな地獄に行くくらいなら、

エアコンの効いた部屋で東京オリンピックを楽しめばよかった。


次回東京オリンピック申し込みフォーム


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ