地球柄のアメ
コビトはお花に住んでいて、うちら人間がキレイ~ってみてるそのお花どもはコビトが作ったものなの。
これは深い深い森の中に住んでいるコビト達の物語。
主人公は”ボク”
ボクたちの住むこの村はとっても平和。
周りを見渡せばみどり!みどり!!みどり!!!
パパも居て、ママも居て、兄さんだって姉さんだって居て、とっても幸せ!!
この村にいる人はみんなお友達なんだ!100人なんてもんじゃないぞ???
喋って遊んで笑って寝ての繰り返し、毎日がとっても楽しいんだ!!
そんなこの村には言い伝えがあってね、
「人間」とかゆうでっけえ奴らがこの世界にはいるらしいんだ。
まあ、ただの言い伝えだろうけどっ!
…"その日"は突然やって来た。
何の前触れもなかった。
ドシンッ、、!ドシンッ、、、!
ドシンドシンドシンドシンッッ!!!
ッッ??!!??
えっ、、、??
にっ、人間だ、、とっ!!!!?!?
目の前でみんなが家ごと摘み取られてゆく。
や、やめて、、やめてくれ、、
うあああ!!ママとパパを連れて行かないでえ!!!!!
にっ、兄さん...??姉さん???
家がペチャンコだよ??
…あれっ?
みんな…??
どこに行ったの?????
気付けばボク独りだった。
人間達め…ボクはお前たちを絶対に許さない。
なんで人間なんかいるんだよ。
この世の害を一つに固めて命を吹き込んだみたいな奴らだ。
幻のままでいてくれよ。
お前ら人間も誰かにとってのコビトであって、地球ごと食われてしまえばいいのに。