入学式
二話目です。
読んでいただけると嬉しいです。
その後、俺達は学校に着いた。
時計を見ると、後二分だった。危ない。
俺と石動は同じ一年二組だった。
そして、椅子に座ると、丁度担任らしき人がきて、体育館へ連れて行かれた。
よく見ていると、この学校滅茶苦茶広い。
体育館まで徒歩十分かかった。
まあ都内唯一の能力者学校だからな、しかたないな。
そして入学式も順調に進み、終わろうとしたとき、ある生徒二人が呼び出された。
「あぁそれと、後で一年二組の陵 黒と石動 麗は校長室へ来るように。」
はい。俺でした。
ヤバい。能力使ったのバレた?
絶対面倒じゃん。
それから色々あって、入学式も終了。
教室に戻って、ホームルームが始まった。
「ここの担任になった佐藤 京です。
これから一年間よろしくお願いします。
あと知り合いにいい男性が居たら紹介してください。じゃあ適当に自己紹介お願いします。」
え、何?この人いき遅れかなんか?
見た目は二十代なのに。何か事情あんの?
まあいいや。
一応全員の自己紹介が終わった。
気になった奴だけ紹介しよう。
「…石動 麗。…趣味は寝ること。…好きなことは昼寝。」
「海堂 隆之介だ。好きなことは運動だ。よろしく。」
「天下 文花です。自分でいうのも何ですが、腐ってます。よろしくお願いします。」
この引きこもりと脳筋と腐女子である。
それ以外はただの真面目ちゃんっぽい奴とか高校生になると数人はいるであろうチャラい奴らだ。正直興味がない。
そして自分だが、
「陵 黒です。働きたくないです。誰か養ってくれる人居たら紹介してください。」
と言っておいた。周りの視線が冷たかった。
ホームルームが終わり、石動を探すと、こっちに向かってきていた。
「…校長室。」
「…やっぱ行かんとだめだよなあ…」
そして校長室前に着いた。
「失礼しまーす。」
中にはいると、
好青年が椅子に座っていた。校長だ。
そして、
「陵君と石動さんだよね?それで話だけど「すいませんでした!」…え?」
「あの、朝能力使って登校したことですよね?すいません、遅刻しそうだったんでつい使いました!」
すると、校長の顔に青筋が浮かび上がり、
「へぇ?そんなことしてたんだ?君達?」
ん?え?何?別の話だった?え?バレてなかった?え、ヤバい。墓穴掘った。
隣からすんごい冷たい視線が来る。
この子ふんわりしてる天然ぽいとこあるのに何でこんな視線出せるの?
「まぁそのことは後にして、本題だけど、君達入学届け出すの相当遅かったんだよねぇ。だから寮が君達二人に一部屋しか残ってないんだ。どうする?二人で一部屋使うか、片方が実家通いか、どっちがいい?」
わぉ衝撃の事実。
これに対して俺は、
「実家通いじゃなけりゃどっちでもいいです。」
と答えた。
だってすぐ学校つく方がいいじゃん。
今日みたいなことならんし。
石動も、
「…私も。」
と答えた。
あ、いいんだ。男と同室で。
「じゃあ決まりだね。まぁある程度考慮して部屋二つある寮にしておいたから、頑張ってねぇ。それで、朝能力使ったことについて詳しく。」
と笑顔で言ってきた。
その後、俺達は学校内全てのトイレ掃除という滅茶苦茶古風な罰を与えられた。
どうでしたか?
何かあれば教えてください。
キャラについてですが、
海堂は180ぐらいの筋肉だるまで、黒髪黒目。
天下はあまくだりと読んで、茶髪茶目です。165ぐらいです。
佐藤は170ぐらいのボンキュッボン体型で黒髪で、目は髪で見えにくいが、茶目です。
校長は175ぐらいの茶髪茶目のひょろっとした体型です。