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働きたくない高校生能力者  作者: 小宮  颯
1/4

出逢い

初投稿作品です。

気に入ってもらえるかは分からないですが、精一杯頑張っていくので、よろしくお願いします。

この世界には能力者と無能力者の二種類の人間がいる。

基本的には差別は無いが、仕事の就きやすさなど、多少の違いがある。

そして、能力者は能力者学校という各都道府県に一つずつある学校に通わされる。

その学校を卒業するまで特別な許可が無ければ能力を使ってはいけないという法律があるからだ。

また、能力は一つしか持っていない。多重能力者を演じようとした奴も居たらしいが、まあ全員バレたらしい。


そして今日、俺は東京能力者学校に入学する。

正直言って面倒くさい。が、しかし、法律違反で捕まるよりはましだと思う。

それに少しはメリットもある。

まず、県内全ての場所から生徒が集まるので、寮がある。つまりは一人部屋が手にはいるのだ。それだけである程度の自由がある。

そして、親からの金の支給が義務になっている。その金の使い方は生徒の自由だ。足りなくなれば親にたかるか、バイトかになるが、使い切らなければ自由だ。

つまり、法律と校則を破らなければ自由だ。


そして今、俺はその学校の高等部の入学式に急いで向かうために







空を飛んでいた。





だって仕方ないだろ。

寝坊したんだから。

自業自得?知るか!

能力の許可無き使用は犯罪?

学校初日遅刻よりはマシだ。それに、バレなきゃ犯罪じゃないってどっかのバールの人が言ってた。


鳥達に影響が無い程度に速度を出していると、前方に人影が、

ん?人影?


よく見ると自分と同じ制服を着ている。女子だ。

そして見事なまな板もついていた。場所は言わん。察しろ。

そしてポニーテールに結ばれた黒髪がたなびいていた。

取り敢えず声をかけた。


「よう。お前も寝坊か?」


すると、まず第一声に


「…誰?…不審者?…警察呼んでいい?」


と返された。

何で?ねぇ何で?

何でいきなり不審者呼ばわりされるの?

ていうか何でいきなり空で話しかけられて平然と答えてるの?普通動揺するよね?

え?何?動揺した結果の不審者呼ばわり?

あぁ、そうか。きっとそうだ。うん、そうしよう。

一瞬自分が周りからどうみられてるのか気になったけどスルーした。こいつ、会ってからずっと無表情だ。やりおる。


「いや、制服一緒だし学校一緒だろ?」

「…確かに。」

「つうか何で能力使ってんの?犯罪だろ?」

「…自分のことは?」

「バレなきゃ犯罪じゃない。」

「…私も一緒。」


おぉ、同士がいた。


「でもお前その速さなら遅刻になんぞ?」


俺がそう言った瞬間、彼女は固まり、どんどん顔が青くなっていった。それでもまだ無表情。


「…学校初日遅刻…絶対面倒。」

「お、お前も一年か。」


この状態の人を放置するのも気が引けたので、


「引っ張ろうか?」


と言うと、

目を輝かせて、


「いいの?」


と今までの返答速度からは予測できないほどの速度で詰め寄ってきた。

思わず歴戦の勇者(笑)の俺が気圧された。


「お、おう。」


と答えると、彼女は


「…ん。」


と手を伸ばして来た。ので、手を掴み、


「陵 黒だ。お前は?」


と聞くと、


「…石動 麗。…よろしく。」


と言った。

それから、学校まで周囲に影響が無い程度に全力で飛んだ。



どうでしたか?

何か不備がありましたら、コメントに載せていただけると幸いです。

因みに二人の容姿ですが、

主人公は高校生にしては背が低めの160ぐらいで、若干の茶髪に黒目、ヒロインも160ぐらいで、黒髪黒目てす。

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