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私の卵かけご飯事情

作者:

卵かけご飯って美味しいよね

だいたいの所、卵かけご飯を食べたことの無い日本人はいないと思う。

私だって小さい頃から何百回と食べてきた。


小さい時、というのは親が兄弟全員分の卵をいっぺんに溶き、それを順番にかけていくものだが、

いかんせん私は白身が好きではなかった。


誰か1人でも好きな奴がいれば丸く収まっただろうに、兄弟もみんな好きではなかった。


予想出来るだろうが、一番初めにご飯にかけられる人は白身がドロッと入ってしまうのである。

よって、誰が最初にご飯にかけるのか、について一々争った。

まあ、そんな戦争も小学校の高学年にもなると無くなった。

各々が勝手に卵かけご飯を食べるようになったからだ。


1人で卵を混ぜるようになってから、白身をいかに細分化して見えなくするか、という事に命を懸けるようになった私。

速い時で10秒程で最細分化する事に成功するようになった。


中学生になると、私は全くと言っても過言では無いほど卵かけご飯を食べなくなった。

何故かというと温かい生卵、というモノが急に気持ち悪くなったからだ。

勿論見た目の話ではない。味である。


そこからの3年間、私は納豆を毎日食べた。

ネバネバに含まれるナットウキナーゼは体に良いので沢山混ぜた。

お陰で腸内環境正常化が促進され、体が丈夫になった気がした。


しかし、ここである問題が発生した。

それは、約3日の間、1回も納豆を食べなかったらお腹を壊してしまうという事。

それが最初に発覚したのは修学旅行の時である。

この修学旅行ではまだ気づいていない。

お腹を壊した原因を。


修学旅行で納豆が出る事はあまり無いと思うが、私の学校が行った時もやはり出ることは無かった。

2泊3日だったが、お腹を壊した。

確かに私は他人と長時間一緒にいるとお腹を壊す。

だがしかし、納豆を食べられ無かった事はかなりの原因を占めるはずだ。

3歩譲って他人と一緒に居ることが原因だったとしても、しかし私はお腹を壊したことがあるのだ。


それは東日本大震災のときだった。

大震災の後、約2週間は納豆を食べることが出来なかった。

食べられないのは残念だったが、仕方のない事であった。


食べられない日が3日目を過ぎると便秘になり、

1週間を過ぎると完全にお腹を壊した。

元々、お腹を壊しやすい子供だった私は、納豆によって腸の働きを元に戻していたのかも知れなかったが、

そこはもう中学すら卒業した身。納豆が無くったって独りでに治るくらいには身体は丈夫になっていたのだ。

そして更に1週間後には完全に治っていた。

その頃にはもう納豆が食べられるようになっていたが。


そうして今に至る。

今では温かい生卵も再び食べられるようになったので、

納豆と生卵を混ぜてご飯にかけている。


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