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断罪

作者: 甘い

割ったものをもと通りにすることはできない

パキッ


驚くほど簡単に割れた

転んだと同時にぶつけちゃって

まさか自分が割ると思わなかった

散々、教師や親に注意されたことだ


でも今日は雨で暗かったんだ

足場が悪かったんだ

ツルのようなものに引っかかった気がする


なんとかして隠さないと

でも弁償はできない

親に親族になんていえば、どんな顔をすればいいかわからない

今すぐ逃げたい


でも役割分担が雑だった

あまりにも偏っていた

いろんなとこに行って、それを記録する

いや、正確に言えばそれによってわかった事実を記録しなければならない

記録が雑と、真面目にやれとよく言われ

叩かれて、罵詈雑言の嵐だったと思う


すぐに上下していた

たまに実験で沸騰したものに近づけてた

みるみると上がっていき多分、一定のところからは動いてなかった

動けなかったんだと思う


どうやればよかったのだろうか

もっといろんなとこに行って使い方を学べと言われてきた

でも使えば使うほどに汚くなって、正確ではなくなっていった


あーあ、壊れちゃった。自分の温度計が

自分のではないくせに自分のと言い切る愚かさ、汚さ、ツラの厚さ

これらを封じ込めるようにケースに無理やり入れ込んだ

幸い周りに人はおらず、バレることはなかったがこれがバレるのも時間の問題なのかもしれない

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